マークアップエンジニアとは?仕事内容・年収・必要なスキルを徹底解説

コラムCOLUMN

マークアップエンジニアとは?仕事内容・年収・必要なスキルを徹底解説

2021/08/31

マークアップエンジニアは、WebサイトのHTMLファイルの内部構造を設計・実装するエンジニアです。

近年、アクセシビリティーの向上やSEO対策(検索エンジン最適化)を行う上で、マークアップの重要性が高まり、ニーズが高くなっています。

高度なWeb制作には欠かせない存在のため、Web制作会社だけでなく、事業会社でも求められる職種です。
 
本記事では、マークアップエンジニアの仕事内容や類似した職種との違い、年収、必要なスキルなどについて紹介します。
 

マークアップエンジニアの仕事内容

マークアップエンジニアは、UIやアクセシビリティー、表示速度などを意識したWebサイトの設計や構築、コードの改良などにより、サイトに付加価値を提供します。

マークアップエンジニアの仕事の特徴は、Webサイトや各ページの目的を理解し、閲覧者や検索エンジンのプログラムの両方にとってわかりやすいサイトを作ることです。

コーダーやフロントエンドエンジニアとの違い

類似の職種としてコーダーやフロントエンドエンジニアがあります。

コーダーはHTMLページの作成を担当し、指示書に従ってデザインをHTMLで再現する職種です。

フロントエンドエンジニアはJavaScriptなどでSPAやフォーム、Webサービス制作における処理の設計・プログラミングが主な仕事です。

マークアップエンジニアの将来性

マークアップエンジニアはサイト設計の高度化により根強い需要があります。

このため、この先数年間は需要が高まるとも考えられます。

しかし、昨今は、AI技術を活用したマークアップの実装が実用化され始めております。

その普及によって需要が奪われる可能性もあります。

また、HTMLの仕様やSEO、UIに関する考え方の変化に、マークアップエンジニアも影響を受けてしまいます。

これらの変化は、遅かれ早かれ生じる可能性が高く、マークアップエンジニアの将来性を脅かしていると言われています。

こうした背景を考慮すると、マークアップエンジニアのみの仕事で満足せず、将来を見据えて他の技術を身に付けていく、マークアップ以外に自ら生み出す価値を作っていくことが大切といえるでしょう。

そのため、WebディレクターやWebプロデューサーなどの上流の職種や、フロントエンドエンジニアなどの専門技術職へのステップアップを目指す人が増えています。

マークアップエンジニアの年収

マークアップエンジニアの平均年収についての統計はありませんが、転職サービス「doda」の調べによると、マークアップエンジニアと近い業務をするWebサービスエンジニアの平均年収は419万円です。

これはITエンジニアの中ではやや低めの数字ですが、テクニカルサポートやヘルプデスクなどの職種よりは高いです。

年収は、身に付ける知識量や技術、専門性などによって、変わってくることが一般的です。

テクニカルサポートやヘルプデスクは、技術に関する知識が浅くても就ける場合があります。

その場合に年収が低くなる傾向にあります。

マークアップエンジニアについても同様の傾向があります。

エンジニアが使用する言語の中では比較的習得難易度の低い、HTMLやCSSを習得することで、マークアップエンジニアの職に就けることがあります。

そのため、他のエンジニアと比較すると年収が低くなりやすいです。

※参考:転職サービス「doda」 「平均年収ランキング2020」

マークアップエンジニアとして年収をアップするためには?

マークアップエンジニアが年収を高めるためには、次のような方向性でキャリアアップを考えていくことが大切です。

システムエンジニアなどのエンジニア系

技術志向の人は、マークアップエンジニアから、フロントエンドエンジニアやバックエンドエンジニアなどのエンジニア職にキャリアチェンジするという方法もあります。

期待できる年収も高く、将来性も十分あります。

Webマーケターなどのマーケティング系

Webマーケティングに関心のある人はWebマーケターなどのマーケティング分野へも視野に入れてみると良いでしょう。

SEOやSNSなどの知識が必要になりますが、技術的な部分をよく理解しているマーケターなら制作チームに正確で細やかな指示を出すことができます。

そのため、Web制作会社やWeb戦略を強化したい企業で重宝されることが多いです。

Webプロデューサーなどのマネジメント系

Web制作の現場と続けて関わっていきたい人なら、WebディレクターやWebプロデューサーといったマネジメント系の職種へのステップアップを検討するとよいでしょう。

Webに関する知識だけでなく広報や経営の知識、交渉能力など求められるものも多いですが、替えの利かない人材としてWeb制作現場で活躍し続けられる可能性があります。

案件規模によっては大きな年収アップも期待できる場合もあるでしょう。

マークアップエンジニア 仕事内容

マークアップエンジニアに必要なスキル

マークアップエンジニアに必要なスキルにはどのようなものがあるのでしょうか。

これからマークアップエンジニアを目指す人向けの基礎編と、キャリアアップを目指したい経験者向けの応用編に分けて紹介します。

基礎編:HTML、CSSなどのコーディングのスキル

マークアップエンジニアは、コーディングに必要なHTMLやCSSのスキルを磨く必要があります。

コーダーのようにコーディングをするだけでなく、情報の設計やデバッグ、最適化などを行う必要があるため、深い理解が求められます。

また、HTMLやCSSの最新動向、UI、SEOなどの情報を常に収集し、コードに反映する方法を常に考えることが大切です。

応用編:JavaScript、PHPなどのプログラミングスキル

エンジニア系の職種を目指す、Webサービスの開発に深く関わりたい、サイトの上流設計から関わりたいといった場合などは、JavaScriptやTypeScriptのようなフロントエンド言語や、PHP、Rubyなどのサーバーサイドの言語についても理解する必要があります。

可能ならデータベースやネットワークについての知識もあると良いでしょう。

マークアップエンジニアが身に付けておきたい資格

マークアップエンジニアとしてスキルアップしたい場合や、市場価値を高めたい場合には資格の取得が効果的です。

スキルアップや就職に役立つ人気の資格には次のようなものがあります。(2021年8月時点)

Webクリエイター能力検定試験

Webクリエイター能力検定試験は、世界標準的なマークアップスキルを測定する認定試験です。

Webサイト制作のデザイン能力やHTML、CSSによるコーディング能力が問われます。

受験資格は不問で、スタンダードとエキスパートの2つのレベルがあります。

受験料はスタンダードが5900円、エキスパートが7500円で、2020年度の合格率は91.4%と高めです。

※参考:サーティファイ Web利用・技術認定委員会 Webクリエイター能力検定試験ページ

HTML5プロフェッショナル認定試験

HTML5プロフェッショナル認定はHTML5、CSS3、JavaScriptによるマークアップの技術力と知識を証明します。

レベル1とレベル2に分けられており、コーダーからアプリケーション開発者までWeb系の幅広い職種で取得が進んでいる人気資格です。

受験料は16500円で、オンラインでも受験できます。

レベルによらず実用的な内容の問題が多く、レベル2ではアプリケーション開発に関する内容が多いという特徴があります。

※参考:特定非営利活動法人エルピーアイジャパン HTML5プロフェッショナル認定試験ページ

まとめ

マークアップエンジニアは、Webページのマークアップを通じて付加価値を提供するエンジニアです。

コーディングの技術だけでなく、UIや表示速度、SEO、アクセシビリティーなど多くの要素を考慮した上でサイト全体の構造や各ページの情報構成を設計できるスキルが求められます。

マークアップエンジニアは高度なサイトを制作するために欠かせない存在です。

一方で、需要が縮小する可能性もあるため、将来に備えたスキルアップが求められる状況です。

他職種への転職や独立を見据えたスキルアップも検討しておく必要があるでしょう。

マークアップエンジニアは、企業に所属していると経験できる案件の種類が限られる場合があります。

そのため、実績としてアピールできる材料が少なく、転職や独立に不安を抱える方も多いです。

こういった場合は、フリーランスとして多くの案件に参加することも検討してみることも一つの選択肢としてあります。

多くの現場経験はエンジニアとしての強みとなり、今後のキャリアにも幅が広がります。

i-common tech」はフリーランスITエンジニア専門のエージェントです。

マークアップエンジニアの案件も扱っており、他のWeb系職種の案件もたくさんあるため、スキルアップや実績作りにも利用できます。

フリーランスになる場合、案件獲得に苦労する人が多くいます。

一例ではありますが、「上手く営業ができない」「案件を獲得したとしてもなかなか継続できない」などの悩みを、フリーランスエンジニアは抱えていることがあります。

しかし、「i-common tech」では、希望や経験に合致した案件を獲得するためにさまざまなサポートを行っています。

案件の紹介だけでなく、契約内容の調整などを行っているため、効率的に希望する案件を獲得できる可能性を高めることができます。

さらに、企業との直接契約が可能なので、3カ月以上の長期契約ができる案件に参画しやすい、月額報酬60万円以上の報酬の案件に参画しやすいというのが大きな特徴です。

フリーランスエンジニアの悩みを解決できるできるサービスですので、ぜひお気軽にご利用ください。

記事監修
パーソルキャリア株式会社 i-common techサービス責任者
荒井 雅人

株式会社インテリジェンス(現:パーソルキャリア株式会社)入社後、 人材紹介事業部にてキャリアアドバイザーおよびリクルーティングアドバイザーを歴任。

その後、経営顧問人材による経営支援サービスのi-common立ち上げを行い、2020年よりフリーランスITエンジニア専門エージェント事業のi-common techサービス責任者に着任。