QAエンジニアの将来性は?年収や必要なスキル、おすすめの資格も紹介

コラムCOLUMN

QAエンジニアの将来性は?年収や必要なスキル、おすすめの資格も紹介

2021/09/10

QAエンジニアのQAとは「Quality Assurance」の略で、日本語にすると品質管理という意味です。

QAエンジニアは、システムの品質を管理するためのテストの工程を担当するエンジニアです。

この記事では、品質管理のプロフェッショナルであるQAエンジニアの将来性や必要なスキルなどを紹介します。

QAエンジニアの仕事内容

QAエンジニアの仕事内容は、大きく分けて以下の三つです。

完成したシステムの動作テストの設計・計画

まず、完成したシステムをテストするための計画を立案します。

動作テストの計画は、システムが持っている機能を洗い出すことから始まります。

システムが正常に動作するかを確認するためには、機能が全て正しく動作することを確認する必要があるためです。

機能を洗い出した後は、それぞれの機能に対してどのように動作するのが正しいのか、製作仕様書や要件定義書などから確認してリストアップしていきます。

ここで起票した正しい動作のリストが、動作テスト項目となります。

動作テスト項目を全てクリアすることで、システムの品質が担保されます。

テストの実行・検証

次に、計画した動作テストを実行して、システムが正しく動作するかどうかを評価していきます。

動作テストは、事前に策定した動作テスト項目に沿って行います。

重要なことは、動作テスト項目に準じて全ての評価を行うことです。

自分自身の主観で善し悪しの判断をしてはいけません。

大規模なシステムであれば、複数の担当者で分担してテストを行うことがほとんどです。

QAエンジニアは、テスト作業だけでなく、テストを行う際の指示書や手順書を作成します。

動作テストの結果、動作テスト項目に沿わない動作などの問題が発生した場合には、それが発生する条件を突き止めることもQAエンジニアの重要な仕事の一つです。

テスト結果の報告・改善

動作テストの結果を報告することは、QAエンジニアの最も重要な仕事といえるでしょう。

動作テスト項目を元にテスト結果を詳らかに関係者へ報告し、システムが抱えている問題点を明らかにするとともに、速やかな改善を担当者に促します。

QAエンジニアになるためには?必要なスキルを紹介

QAエンジニアになるために必要なスキルを紹介します。QAエンジニアを目指す人はぜひ、参考にしてみてください。

プログラミングスキル

テストのプロであるQAエンジニアにも、プログラミングスキルは必要です。

先に述べた問題の発生要因を調査する時に、ソースコードの解析を行う必要がためです。

また、場合によっては、QAエンジニア自身が改修を加える必要も出てきます。

そのため、システムを構成している言語を読むことができるスキルは最低限必要です。

開発スキル

QAエンジニアが、メインの業務として開発を行うことは稀ですが、開発手法や開発体制に対する理解を持っていることは重要です。

オブジェクト指向やデザインパターンといった開発の基礎知識や、コーディングルール、開発体制といった現場のルールを熟知しておくことが重要です。

品質マネジメント関係の知識

品質マネジメントのための知識は、プロジェクトマネジメントのノウハウをまとめたガイドであるPMBOKのなかでも、大きく取り上げられるほど重要な位置を占めています。

そのため、品質管理のプロであるQAエンジニアにとっても、重要な知識です。

システムの品質を管理するためには、機能や動作だけでなく、問題点や安定運用に向けた方針など可視化することが必要です。

そのために、グラフや特性要因図やチェックシートのような、さまざまな図表を用意することも多いでしょう。

また、品質をマネジメントするためには、テストが予定通り終わることが必要です。

先述したと通り、テストの進捗管理をすることもQAエンジニアの仕事に含まれます。

そのため、QAエンジニアは、進捗管理のための手法も学んでおく必要があります。

テスト技法に関する知識

テスト項目を作成するためには、テスト設計技法に関する知識が重要です。

テスト設計技法を使用することで、テストケースの作成を体系的に、抜け漏れなく作成することができます。

それではなく、想定外の動作や判定の境界値に対するテストといった、特定の目的に沿ったテストケースを作成することも容易になるでしょう。

テスト設計技法にはさまざまな技法があり、全てを紹介することはできませんが、これらを学んでおくことはQAエンジニアにとって重要です。

テストツールの知識

テストに用いるツールについての知識も必要です。

既存のツールを利用することもあれば、ツールを自作しなければならない場合もあります。

質の良いテストを実施するために、既存・新規開発問わずあらゆる手段を検討する姿勢が重要です。

QAエンジニアの将来性

品質管理のプロであるQAエンジニアという職種の必要性が社会的に認知され始めたのは、実はここ10年ほどのことです。

その背景には、開発されるシステムの複雑化や、品質の低いシステムが淘汰される風潮があると考えられます。

個人情報の流出事故などは、発生要因にもよりますが、品質管理の失敗例として分かりやすい事例でしょう。

品質管理のスペシャリストであるQAエンジニアの需要は、IT系企業を初めとするさまざまな企業の間で高まってきています。

しかしながら現状では、企業の内部の人員でカバーするなどして補っている企業の方が多いようです。

大規模なシステムを作るに当たっては、品質管理のプロであるQAエンジニアがほぼ必須と考えられています。

システムの数だけ品質管理をする必要があるとなれば、QAエンジニアの需要は増加していくでしょう。

QAエンジニア 年収

QAエンジニアの年収

QAエンジニアの平均年収は300万円~600万円と経験年数や業務内容によって差があります。

しかし、世に出る直前にシステムの品質を担保するQAエンジニアの業務は重要性が高く、プロジェクトマネジメントの一端を担うという上流工程寄りの高度な業務を要求されることもあるため、年収は比較的高いことが多いでしょう。

テストの設計・進行管理・関係各所への報告といった上流工程から、バグフィックス・バグの修正・テストの実行といった下流工程、そして、それらをすべてまとめて「品質」というシステムの価値を決定づける部分まで、「管理をする」という点で、仕事量は当然多くなってきます。

しかし、それに見合っただけの給与を得ることが出来る職種といえるでしょう。

※参考:レバテックキャリア QAエンジニアとは?仕事内容や将来性を解説ページ

QAエンジニアを目指す人が取得するとよい資格

QAエンジニアを目指すエンジニアが取得するとよい資格として、以下の二つの資格が挙げられます。

ソフトウェア品質技術者資格認定

ソフトウェア品質技術者資格認定(JCSQE)は、SQiPという団体が認定しているソフトウェア品質向上のための資格制度です。

初級資格試験と中級資格試験に分かれています。

試験内容については公式サイトにてシラバスが配布されており、それに準拠した問題が出題されます。

受験者がソフトウェア品質向上に関する知識を得て、システムを継続的に運用していくことで、日本全体の品質意識を高めるという目的の下、運営されています。

※参考:一般財団法人日本科学技術連盟 ソフトウェア品質技術者資格認定

JSTQB認定テスト技術者資格

JSTQB認定テスト技術者資格は、JSTQBが認定している資格です。

運営母体が、世界的なテスト技術者認定組織の連合であるISTQBに加盟しているため、海外でも通用する資格であるということが大きな特徴です。

シラバスや用語集が公式サイトで公開されているため、学習を開始することは簡単です。

しかし、合格率は受験する試験の難易度によっても変わりますが、Advanced Levelだと平均して15%程度と、難易度は高い資格です。

その分、世界的に通用するスキルの証明にも繋がるため、挑戦する価値は十分にあるでしょう。

※参考:JSTQB JSTQB認定テスト技術者資格ページ

まとめ

この記事では品質管理のプロであるQAエンジニアについて、仕事内容と必要なスキル、将来性と年収、取得するとよい資格について紹介しました。

QAエンジニアは最近、特に需要が高まってきている職種です。

資格も豊富に用意されているため、QAエンジニアとして必要な知識を得るための手段も多く存在します。

また、QAエンジニアは、近年需要が高まってきた職種であることや特定の分野に特化したエンジニアであることなどを背景に、市場にQAエンジニアはあまり多くいません。

一方で、企業は品質が担保されたシステム開発をするために、即戦力性の高いQAエンジニアを求めるケースが多く、フリーランスを活用するケースも多いです。

そのため、専門的や経験、スキルが豊富な即戦力性の高いQAエンジニアであれば、フリーランスとして活動することも可能です。

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また、担当する業務もテストの運用設計だけでなく、すでにリリースされているシステムの評価を行うコンサルティング要素のある案件など、多岐にわたります。

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