テックリード(リードエンジニア)とは?PMとの違いや役割、今後の将来性について

コラムCOLUMN

テックリード(リードエンジニア)とは?PMとの違いや役割、今後の将来性について

2021/09/10

チームを率いるリーダーの役割を担うのが、テックリードです。

エンジニアはチームで行動することが多いため、チームをまとめる人材が必要です。

そこで、技術・開発チームのリーダーとしての役割をテックリードが担い、プロジェクトの円滑な進行に寄与していきます。

複数のエンジニアをまとめるために必須の役割ではありますが、テックリードは近年広がりをみせてきた役割のため、テックリードが存在しないプロジェクトもあります。

そこで、今回はテックリードがどのような役割で、テックリードとして働くとどの程度の年収が期待できるのかご説明します。

テックリード(リードエンジニア)とは?

テックリードは、エンジニアチームのリーダーとなる人材のことです。

エンジニアは個人作業が多い職種ではありますが、プロジェクトに属し、そのプロジェクトの共通ゴールに向かって、各エンジニアが行動をすることが一般的です。

そこで、技術的な面で支える人材が必要になります。

その役割を担うのがテックリードです。

テックリードとリードエンジニアの違い

テックリードやリードエンジニアと呼ばれる言葉が利用されていますが、どちらも意味は同じものです。

別の意味を持つように利用される場面がありますが、実際にはどちらも「チームをリードするエンジニア」「チームの窓口となりやり取りを主導するエンジニア」 を指すことが多く、概念や役割はほぼ同一です。

CTOとの違い

テックリードと間違えやすい言葉に、CTOもあります。

CTOとテックリードには、ポジション面で大きな違いがあります。

基本的にテックリードは、チームやプロジェクトなど現場単位で、他のエンジニアをリードしていく役割です。

それに対して、CTOは会社全体をリードしていく役割です。

IT技術に関わり関係者をリードしていくという意味で仕事内容は似ている部分がありますが、責任範囲という観点では大きな違いがあります。

PMやEMとの違い

PMやEMはマネジメント業務をメインで担う人材です。

そのため、プロジェクトによっては、技術にはあまり詳しくない人がアサインされるケースがあります。

それに対してテックリードは、エンジニアの中でリーダーとして役割を担い、開発をリードしていくというミッション持つ人を指します。

そのため、テックリードは技術に明るく、エンジニアリングに対して高い専門性を有していることが多いです。

マネジメントが専門であるのか、エンジニアとしても働けるのかという観点で違いがあります。

テックリードに年齢は関係あるのか?

テックリードになるにあたり、年齢は関係ありません。

年齢よりも、他のエンジニアをリードしていくだけのエンジニアリングスキルなどがあるかが重要視されます。

一般的なイメージとして、「リーダーなど人を率いる立場になる人は年齢を重ねている」というものがあるかもしれません。

確かに、管理職などに就く人は年齢が高い傾向にあるかもしれませんが、テックリードにおいては年齢よりもエンジニアリングスキルが重要視されるため、エンジニアなどのプレイヤーよりも、若い人材がテックリードとして活躍している例は多数あります。

テックリードの役割

テックリードには、大きく分けて「チームのリーダー」と「チームの窓口」という2つの役割があります。

前者については内部的な役割、後者については外部に対する役割です。

チームのリーダー

システム開発を行う際、基本的には複数名のエンジニアを集め、いくつものチームを構成しています。

そのため、エンジニアはチームに所属して働くことが一般的です。チームごとに仕事を受け持ち、チームとして完成に向けて動いていきます。

このチームを率いる役割として、テックリードが求められます。

特に、テックリードは技術面でのリーダーであるため、チームが開発するシステムの品質担保に責任を負うことが一般的です。

具体的には、チーム内の技術面のリーダーとして、コード品質の方針策定やコードの品質を担保するための指示、テスト計画など資料のレビューなどを担当します。

また、場合によっては、品質を担保したシステム開発のために、新規エンジニアのアサインを調節することもあります。

あくまでもエンジニアではありますが、チームのリーダーとしてマネジメント能力が求められるケースがあります。

チームの窓口

社外や他のチームとの連携を取るために、チームの窓口としての役割も担います。

特にテクニカルな質問への対応など、エンジニアでなければスムーズに対応できない場合などは、テックリードが説明を行います。

そのため、技術に明るくない人と連携する際には、かみ砕いて分かりやすく説明するスキルが求められることがあります。

テックリードの仕事内容

リーダーとしての仕事

テックリードのメインの仕事は、技術面のリーダーとしての仕事です。

品質を担保したシステムを開発するために、チームメンバーを適切にマネジメントして、チーム全体で仕事を成功させられるようにしなければなりません。

そのため、テックリードには高いエンジニアリングスキルだけはなく、リーダーシップも求められるでしょう。

具体的には、チームメンバーが品質の高いコードを書き、生産性高くプロジェクトが進行するよう、メンバーに対して助言やコードレビューなどを行います。

場合によっては、負荷が偏っているメンバーがいた際に、負荷を分散して円滑にプロジェクトが進むよう作業を差配することもあります。

チームの外交役としての仕事

チームの外交を担当する場合があります。

社内外問わず関係者と連携し、チームの窓口となり情報の集約などを行います。

チームのエンジニアがそれぞれ連絡を取り合うと、チーム内で情報の連携ができなくなる可能性があります。

そのため、窓口を一本化し、情報の連携漏れ防止やチーム内での情報統一などを行います。

また、テックリードが窓口となって連絡を受ければ、適切なエンジニアに仕事を割り振ることもできるでしょう。

エンジニアリングスキルが高いからこそ、テックリードは各エンジニアのスキルを見極め、誰かに作業を振ることや、生産性の高い高品質システムの開発について考えられるのです。

知識・技術を共有する仕事

チーム内で知識や技術共有するという役割もあります。

テックリードはスキルの高いエンジニアが就くことがほとんどです。

そのため、自身の持つエンジニアリング技術や知識を、チームメンバーに知識を共有していきます。

共有を行うことで、チーム全体の技術力の向上に貢献していきます。

一方で、テックリードが持つ全ての知識をメンバーに共有していくことは不可能です。

プロジェクトの状況などを鑑みて、必要な時に必要な知識や技術の共有を行います。

そういった意味では、プロジェクトの状況を俯瞰的に見ることができ、技術面での解決策を導ける人材である必要があります。

テックリードの年収

テックリードは、近年広がってきた役割ということもあり、年収について統計的に公開されている資料がありません。

テックリードの年収が、個々のスキルや経験によって大きく左右されることも要因の一つです。

テックリードといっても同じ仕事内容が幅広いため、集計するのが難しく、統計的な数字が出せない状況ということもあるかもしれません。

しかし、年収の比較対象となり得るのが、プロジェクトマネージャーです。

プロジェクトの状況や担当している業務にもよっても変わりますが、テックリードはプロジェクトマネージャーと同じ立場やプロジェクトマネージャーよりも立場が上になるケースがあります。

そのため、プロジェクトマネージャーの金額を知ることで、テックリードの年収がある程度推測できると考えられます。

転職サービス「doda」では、正社員で働くプロジェクトマネージャーの平均年収は664万円と公表されています。

つまり、テックリードの年収についても、同水準かこれよりも少々高いと考えられます。

もちろんプロジェクトマネージャーもスキルによって年収は大きく変化しますが、テックリードの年収を検討するには良い指標でしょう。

※参考:転職サービス「doda」「平均年収ランキング2020」

テックリード 将来性

テックリードとして活躍するためには?

テックリードになるためにはどうしたら良いのでしょうか。

テックリードになる方法と活躍するためにすべきことを解説します。

インプットと実務経験が重要

テックリードとして活躍するためには、高いエンジニアリングスキルを身に付ける必要があります。

座学で様々なスキルを習得しておくのはもちろん、現場に入って実体験でスキルを習得することも必要です。

座学と実務の両方のスキルを持つことで、テックリードとして活躍できる可能性があります。

特に、実務経験については重要視する企業が増えています。

テックリードとして活躍したいならば、できるだけ多くの現場を経験し、幅広いエンジニアスキルを見つけることや専門性を高めることをおすすめします。

DX人材として活躍するなら?

テックリードを含め、DX人材として活躍したいならば、フリーランスとして働く選択肢があります。

働き方の多様化が広がっているため、フリーランスとして独立をするエンジニアが多くいます。

スキルフルなフリーランスエンジニアであれば、選べる案件の選択肢が広がり、自分が希望する経験を積みやすく、スキルアップやキャリアアップをしやすくなります。

そこで重要となるのは、案件の獲得方法です。

フリーランスは会社員とは違い、自身で案件を獲得する必要があります。

そのためフリーランスになることが不安という人もいるでしょう。

また、フリーランスとし独立するのであれば、会社員時代よりも報酬を上げたいと考える人もいるでしょう。

そのような考えをお持ちであれば、おすすめは「i-common tech」です。

当サービスは、フリーランスITエンジニア専門のエージェントサービスで、案件獲得に向けてさまざまなサポートしています。

案件紹介だけはなく、必要に応じて契約内容の調整や契約延長の代理交渉などを行い、案件獲得角度を高めるサポートを行っています。

また、当サービスはフリーランスと企業が直接契約を結べることも特徴の1つです。

企業との直接契約であることから、高単価な案件を獲得することもできるでしょう。

フリーランスのテックリードとして活躍していきたいとお考えであれば、ぜひ当サービスの利用をご検討ください。
 

記事監修
パーソルキャリア株式会社 i-common techサービス責任者
荒井 雅人

株式会社インテリジェンス(現:パーソルキャリア株式会社)入社後、 人材紹介事業部にてキャリアアドバイザーおよびリクルーティングアドバイザーを歴任。

その後、経営顧問人材による経営支援サービスのi-common立ち上げを行い、2020年よりフリーランスITエンジニア専門エージェント事業のi-common techサービス責任者に着任。