2023.08.01更新

【SQL資格まとめ】資格取得時に注意するべきポイントと各資格の難易度を紹介

SQLを扱うエンジニアは、自身の持つスキルを証明するために、どの資格を取得するか悩むことがあるでしょう。

SQLに関する資格は多くあります。

そこで、今回は、おすすめのSQLの資格や資格取得を検討するにあたり、意識したいポイントについて解説します。(2021年9月時点情報)

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SQLの資格は何がある? 

SQLにはさまざまな資格がありますが、メジャーな3つの資格を紹介します。

ORACLE MASTER

ORACLE MASTERは、データベースを開発するOracle社が提供する資格です。

開発元が実施しているため、Oracleのスキルを証明するのに適していると言えるでしょう。

ORACLE MASTERにはレベルが存在しています。

取得するレベルによって、自身のOracleに関するスキルを客観的に示しやすくなります。

勉強時間は?

受験するレベルによって大きく異なります。

習得している技術や知識よって、変動する可能性は大いにありますが、レベルごとに以下の期間が目安とされています。

  • Bronze:1週間
  • Silver:実務経験半年
  • Gold:実務経験2-3年
  • Platinum:実務経験5年以上

レベルが上がるにつれて、実践的な問題が多くなります。

学習のみではなく、実務経験をいかに積んでいるかがポイントになります。

ただ、実務経験がなくとも、あくまで目安ではありますが、Silverは1ヶ月、Goldは3ヶ月、Platinumは1年程度勉強すれば、合格に近づくことはできるでしょう。

難易度は?

難易度も受験するレベルによって大きく異なります。以下のような難易度です。

  • Bronze:新入社員など初心者向けで容易
  • Silver:現場に配属されて半年程度向けで比較的容易
  • Gold:豊富な実務経験が求められ難易度は高い
  • Platinum:Oracleのプロフェッショナル向けで非常に難易度が高い

SilverとGoldに大きな難易度の差があります。

フリーランスが取得するならばGoldまで取得しておくことが理想的です。

資格取得を薦める対象者

Oracle Databaseを利用する人には、おすすめの資格です。

Oracle Databaseは、世界中で幅広く利用されているデータベースで、実務でOracle databaseを扱う際は取得しておいた方が良いでしょう。

Silver以上を取得していれば、SQLのみならずOracleの知識も十分に証明できるでしょう。

※参考:日本オラクル ORACLE MASTERぺージ

MySQL 5.7 Database Administrator

こちらもOracle社が提供する資格です。

MySQLはオープンソースで開発されているデータベースですが、資格はOracleが作成して提供している状況です。

純粋なSQLに関するスキルはもちろん、MySQLに関するスキル全般の証明ができます。

MySQL 5.7 Database Administratorにはレベル分けがありません。

そのため、スキルを証明したい人は自分のレベルに関係なくこちらを受験するしかなく、場合によっては自分のレベルとのミスマッチが起きるかもしれません。

勉強時間は?

レベル分けがありませんので、試験で求められるスキルを身に付けて試験に臨むしかありません。

初心者の場合は実機を利用して学習し、3ヶ月程度勉強すれば合格できるでしょう。

なお、実践的な問題が多いことが特徴です。

実務経験が豊富であれば、問題演習だけで合格できる可能性も十分にあります。

こちらもあくまで目安ですが、実務経験が2~3年以上で熟練者であれば、いきなり受験しても差し支えないかもしれません。

難易度は?

実践的な問題が多く出題されますので、レベルは高めだと考えられます。

座学だけでは対応できない部分がありますので、実践的な演習でスキルアップして望むと合格しやすいでしょう。

なお、Oracle社から実践的な演習ができる研修コースが公開されていますので、これを受講すると求められるスキルが理解できます。

資格取得を薦める対象者

データベースの中でもMySQLを利用する人におすすめです。

SQL全般の知識は問われますが、MySQLのアーキテクチャに関する部分も問われます。

データベースの運用や管理に関する知識も問われますので、実務でMySQLを利用しない人でも取得しておいて損はありません。

※参考:日本オラクル MySQL 5.7 Database Administrator

データベーススペシャリスト試験

データベーススペシャリスト試験は、国家資格として実施されているデータベースの資格です。

情報処理機構が認定する資格であり、ベンダー資格ではないため、社会的に認知度や信頼度が高いことが特徴です。

ただ、国家資格であるため、特定のデータベースについて問う問題ではなく、データベースの概念について問う問題が多くなっています。

上記で説明してきた資格とは毛色が異なりますので、そこは意識したいポイントです。

勉強時間は?

データベースの概念について問われる資格であり、理論的なことを学ぶ必要があります。

そのため、実務経験がある人でも3ヶ月程度は勉強しなければ合格は難しいでしょう。

実務に関する知識と、概念的な知識は異なるものであるためです。

データベースに関する論述問題も出題され、これに対応できるような専用の対策も求められます。

勉強時間が必要となる認識でいるのがおすすめです。

難易度は?

概念が問われるため、難易度は非常に高いと考えられます。

「実際にデータベースを利用できるものの、概念は理解できていない」というエンジニアも多く、実務経験があれば合格しやすいとは言い切れません。

試験では論述問題が多く出題されます。

用語などを理解しているだけではなく、文章作成能力も問われ、それによってさらに資格の難易度が高くなっています。

資格取得を薦める対象者

国家資格でデータベースの資格を取得したい人におすすめです。

情報処理推進機構が提供している資格ですので、知名度が高く取得する価値も高いものと考えられます。

また、難易度も高いため、取得できていれば自分のスキルを証明しやすくなります。

※参考:情報処理機構 データベーススペシャリスト試験ページ

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SQLの資格取得を検討する際に迷うポイント

「OSS-DB技術者認定試験」と「ORACLE MASTER」どちらが良いのか?

「OSS-DB技術者認定試験」と「ORACLE MASTER」のどちらから取得するかを悩むエンジニアも多いです。

「OSS-DB技術者認定試験」とは、特定非営利活動法人であるエルピーアイジャパンが、オープンソースデータベース全般に関する知識を認定する資格です。

どちらが良いか考える際は、「何を目的に取得するか」を思考しましょう。

基本的に、「ORACLE MASTER」はOracle製品を利用する場合に取得するとよい資格です。

SQLの基本知識なども出題されますが、特定の製品に依存する知識も多いためです。

それに対して「OSS-DB技術者認定試験」はデータベース全般に関する内容が出題されます。

そのため、Oracleの製品に依存しない知識を証明したい場合は、「OSS-DB技術者認定試験」の受験がおすすめです。

難易度が高いものは受けない方が良い?

資格取得には、お金と時間がかかります。

どちらも無駄にしないために、受験する資格については吟味することが重要です。

例えば、スクールなどに通わないといけないほど難易度の高い資格は、本当にその資格が必要か、その資格の勉強をする時間に実務経験を積んだ方が良いのではないかなどについて考え、自分の目指すビジョンに必要な資格のみをとるようにすると良いでしょう。

ただし、時間だけでなく金額面が懸念点である場合、データベーススペシャリスト試験など、国家資格で比較的安価なものはあります。

合格の難易度は高いですが、これについては受験料を抑えられるため、ある程度勉強して実力を試すために受験するのも良いでしょう。

SQL資格 ポイント

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エンジニアにとっての資格の重要性

エンジニアの中には資格を取得する人が多くいます。

しかし、資格取得の際には自分にとっての重要性を考える必要があります。

資格取得には時間や労力がかかるため、慎重に考えましょう。

そこで、考えておくと良いポイントをご紹介します。

資格取得の目的を考える

資格取得の際は目的を考えることが重要です。

主に3つの観点があります。

体系的な知識を身に付けるため

技術を体系的に学ぶために資格の勉強をするのは良いでしょう。

一般的に資格は幅広い知識を問われますので、試験対策として勉強をすれば体系的に知識を身に付けられます。

試験を受けるのであれば、合格して資格を取得できることが一番です。

ただし、体系的に学ぶことを意識して勉強していれば、もし資格が取得できなくても自分のスキルは高められます。

就職や転職のため

就職や転職にあたり、アピールポイントとして資格を取得する場合があります。

資格を取得していれば、客観的にスキルの証明にもなるため、自身のスキルをアピールする材料の1つにもなるためです。

案件獲得(プロジェクト参画)のため

フリーランスエンジニアなどは、案件獲得のために資格を取得する場合があります。

就職や転職と同様に、資格を取得していればアピールポイントの1つなるためです。

一方で、たしかに資格を取得することはアピールポイントとなりますが、中でもフリーランスの場合は、資格よりも経験が重要視されることが多いです。

必要以上に時間をかけて資格を取得するのではなく、なるべく多くの経験を積んだ方が、案件獲得ができる可能性を高めやすいという見方もあります。

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フリーランスエンジニアとして活躍したい場合

資格は、体系的に知識やスキルを習得することや客観的に技術力を証明する材料となります。

そのため、エンジニアにとって、資格取得は案件の獲得においても有利に働くケースがあります。

一方で、先述の通り、データベースを扱うフリーランスは、資格よりも実務経験が問われる傾向にあります。

ここでご紹介したSQLの資格を取得するのも良いですが、必要以上に資格に固執する必要はありません。

何回も受験するようなことはしなくても良い場合があります。

重要なのは資格の取得に時間をかけることではなく、SQLやデータベースに関する実務経験を積むことです。

さまざまな案件に参画し、実務を通じてデータベースに関するスキルを高めていきましょう。

資格取得のように座学だけでは習得するのが難しいスキルが、実際の案件では実際に習得できます。

実務経験を積み、即戦力性とし十分な技術力を身に付ければ、フリーランスとして活躍することも可能です。

また、スキルフルなデータベースエンジニアであれば、比較的案件を選びやすい状況にあるため、自分のスキルアップを目的とした案件に参画をすることも可能でしょう。

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記事監修

2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。

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