情報セキュリティ関連の資格を取るメリットや取っておきたい資格5選

コラムCOLUMN

情報セキュリティ関連の資格を取るメリットや取っておきたい資格5選

2021/02/07

近年は、IT業界を筆頭に情報セキュリティ意識が高まっています。

情報漏洩などは、企業の信頼を大きく損なってしまうため、特に慎重になっているという背景があります。

そのような意識の高まりとともに、情報セキュリティに関する資格を取りたいと考える人も増加しているようです。

ただし、情報セキュリティ資格も数多くあるので、どれが良いのか判断がつかない人は多いと思います。

今回は、情報セキュリティに関する資格を解説します。

情報セキュリティ関連

情報セキュリティ関連の資格について

マネジメント系

情報セキュリティに関する資格の中でも、マネジメント系とは法律や社内統制に関わるものを指します。

情報セキュリティに関する法律や基準はそれぞれ定められているので、これに関する知識を有しているかを資格で証明するのです。

例えば、マネジメント系の資格には、システム監査に関するものがあります。

情報セキュリティ面で安全なシステムであるかどうかを評価できる資格です。

他にも、社内の情報セキュリティルールを作るための知識が身に付いているか評価するものもあります。

マネジメント系の資格は、社内のルール作りにも役立ちます。

社内での情報セキュリティに関するルール作りに携わる人であれば、資格を取得しておいた方が良いでしょう。

ITエンジニア系

ITエンジニア系の資格は、システムなどのセキュリティの脆弱性をつかれた攻撃を受けないように対策する力があることを示します。

サイバー攻撃を防ぐ力があるかどうかを示すものだと考えても良いでしょう。

マネジメント系とは異なり、ルールづくりではなく、実際に手を動かす人向けの資格です。

システムのセキュリティに関する技術力がなければ資格の取得はできません。

なお、ITエンジニアはさまざまな技術を扱うので、資格の種類も多岐にわたります。

ネットワーク関連のものを中心に、アプリケーションの開発に関わるものも存在します。

情報セキュリティ関連の資格を取るメリット

スキルアップに繋がる

情報セキュリティ関連の資格を取れば、自分自身のスキルアップに繋がります。

資格取得のためには勉強をする必要があるため、その知識がスキルアップになります。

スキルや経験によっては、しっかり勉強をしなくても容易に取得できる資格もあるかもしれません。

そのような人は、復習の意味を込めて資格の勉強をすれば、知識の抜け漏れがないかどうかを再確認できるでしょう。

スキルアップをすれば、対応できる業務が増えるなどのメリットにも繋がります。

地道な部分ですが、スキルアップのために資格を取得すると考えても良いでしょう。

キャリアアップに繋がる

資格の取得は、キャリアアップにも繋がります。

情報セキュリティに対する能力を示すことで、現在の職場での評価が上がるメリットがあるでしょう。

客観的スキルを証明できる資格を取得しておけば、昇進・昇格に向けたアピールへ活用できるということがあります。

他人と差をつけられるので、チャンスを掴める可能性があります。

実際のスキルも高まるので、実務に活きる部分も大きいと言えます。

また、転職でキャリアアップする際も、資格の保有はアピールポイントになる場合があります。

難易度の高い資格を取得していれば、情報セキュリティに関するスキルが高いと判断され、転職に有利となりやすいというメリットもあるのです。

独立しやすくなる

情報セキュリティ関連の資格を取得しておくと、独立してからも有利になる傾向があります。

特にセキュリティITエンジニアとしてはたらく場合、資格を取得しておくとスキルの高さを証明できます。

独立してフリーランスとしてはたらくと、クライアントにスキルをアピールしなければなりません。

実務経験を持っている方が望ましいですが、情報セキュリティ関連は、守秘義務の関係から実務経験を具体的に出せない場合があります。

しかし、資格であれば客観的なスキルの証明にもなるため、取得すればクライアントへのアピールができるのです。

独立後にも価値を発揮するという点では、資格取得はメリットが大きいでしょう。

取っておきたい資格

取っておきたい資格5選

取っておくべき資格について、マネジメント・ITエンジニア・共通の3点に分けてご紹介します。

マネジメント向け

情報セキュリティ管理士認定試験

IT業界のみならず情報セキュリティを扱う人であればとっておきたい資格です。

ITエンジニアはもちろんのこと、総務、管理職、営業職といった職種にも適しています。

情報漏洩のリスクなどに対する情報セキュリティに関する全般的な知識を正しく持っているかを示す資格です。

情報漏洩は人的ミスに起因するケースが多く、それを防ぐための取り組みなどが試験では問われます。

情報をどのように管理し守っていくのかを問う試験です。

なお、管理士と呼ばれると難しいように思えますが、実際には基本的な内容が中心の資格です。

情報セキュリティの資格を取得したい人は、最初にチャレンジしてみると良いでしょう。

※参考:全日本情報学習振興協会 情報セキュリティ管理士認定試験

情報セキュリティ監査人認定講習会

情報セキュリティ監査人認定講習会は、上記の情報セキュリティ管理士認定試験や情報セキュリティ検定試験一級の合格者を対象としています。

単体で受講するものではなく、上記の資格とセットでスキルを示すものです。

認定される内容としては、内部監査の必要性や重要性への理解です。

内部監査の実施方法や、実施プロセスのマネジメントに至る考え方を理解できるような方法などについて学ぶことができます 社内の内部監査を行う体制の構築などに役立ちます。

マネジメント層であれば内部監査を対応するシーンなどもあり、内部監査で現状を正しく理解し、その後の改善に繋げられるようにする必要があります。

※参考:全日本情報学習振興協会 情報セキュリティ監査人認定講習会

ITエンジニア向け

シスコ技術者認定

ネットワーク機器を数多く販売しているシスコシステム社が提供する認定試験です。

日本のみならず世界中で提供されていることから、情報セキュリティに関する資格の代表格として知られています。

セキュリティエンジニアは、可能な限り取得しておきたい資格です。

なお、こちらはひとつの資格ではなく、レベル分けされた資格です。

そのため自分の業務や自分のレベルに応じて、どの資格を取得するか考える必要があります。

なお、世の中の情報セキュリティ対策を踏まえた問題が出題され、シスコ社の製品に依存したものではありません。

この点は勘違いされやすい部分ですので、正しい認識を持ち、過去問題などで確認をしておきましょう。

※参考:Cisco シスコ技術者認定

CompTIA Security+

ITエンジニアの取得する情報セキュリティに関する資格の中でも、標準と言われるものです。

こちらの資格は、コンプティアジャパンと呼ばれる日本の団体が提供しています。

こちらの資格は、セキュリティを重要視したネットワークの構築に関するスキルが証明できます。

また、セキュリティを意識しなかった場合のリスクについても問われます。

問われる単元は情報セキュリティの基本的なものであり、ITエンジニア向けの資格の中では、比較的簡単なものに分類されます。

今まで特に資格を取得していないのであれば、こちらの取得からチャレンジしてみるのも良いでしょう。

※参考:CompTIA CompTIA Security+

共通

情報処理安全確保支援士試験

経済産業大臣が認定する情報セキュリティに関する国家資格です。

国家資格ということもあり、資格としての価値が幅広く認められやすいものです。

知名度が高い点でもメリットがあります。

資格の内容としては、サイバーセキュリティに関する知識があるか、また適切な情報提供が行えるかなどです。

サイバーセキュリティリスクを分析・評価し、組織の事業、サービス及び情報システムの安全を確保することに役立つ資格であり、情報セキュリティに関連する情報を、適切に扱えなければ合格できません。

なお、合格基準も高く設定されており、合格率は2019年の実績で19.1%です。

時間をかけて試験勉強をしておかなければ、合格はできないと考えておきましょう。

※参考:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構 情報処理安全確保支援士試験

 

( 関連記事:SEが取得しておくべき資格とは?スキルアップするために必要な資格も紹介 )

 

まとめ

情報セキュリティ関連の主要な資格を5つ紹介しました。

今回紹介した資格以外にもさまざまな資格があるので、自分のはたらき方にあった資格を取得してみてください。

特にセキュリティエンジニアの場合は、ITエンジニア系の資格を取得しておくと良いでしょう。

資格を取得しておくと、自分のスキルを客観的に証明できます。

情報セキュリティは注目を集めている分野なので、スキルが証明できると仕事の幅が広がります。

しっかりと資格を取得できていれば、セキュリティエンジニアとしての独立も考えられます。

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記事監修
パーソルキャリア株式会社 i-common techサービス責任者
荒井 雅人

株式会社インテリジェンス(現:パーソルキャリア株式会社)入社後、 人材紹介事業部にてキャリアアドバイザーおよびリクルーティングアドバイザーを歴任。

その後、経営顧問人材による経営支援サービスのi-common立ち上げを行い、2020年よりフリーランスITエンジニア専門エージェント事業のi-common techサービス責任者に着任。