社内SEとは?業務内容やスキル・資格、キャリアアップはできるのか

コラムCOLUMN

社内SEとは?業務内容やスキル・資格、キャリアアップはできるのか

2021/02/15

エンジニアのキャリアは非常に多彩です。

エンジニアといっても、クライアント企業にシステム開発を提供するSIerで働くエンジニアや、一つの事業会社で働く社内システムエンジニア、通称社内SEと呼ばれる職種も存在します。

社内SEは、自社に直接貢献できるという点でやりがいのある仕事です。

今回は、社内SEについて、働き方ややりがい、メリット・デメリットを解説します。

社内SEの基本情報

まずは、社内SEの基本情報について説明します。

社内SEとは

社内SEとは、一つの会社に属し、その会社のシステム企画・開発・保守などを行う職種のことを指します。

自社のシステム部分を一手に担うのが社内SEの仕事であるため、全社に関わることができる上、さまざまな社員から頼りにされるという点でやりがいのある仕事です。

具体的な業務内容とは

社内SEの具体的な業務内容は、以下の通りです。

システムの企画

社内SEの仕事は、社内の課題を解決し、全社の業務を円滑に進められるようなシステムを作り上げることです。

このため、社内SEは常に経営陣などの上層部や現場部門などとコミュニケーションをとりつつ、現状のシステムの課題をヒアリングし、新たなITシステムの導入を企画します。

システムの開発

実際にシステムの企画が決まったら、導入に向けて開発を進める必要があります。

大企業であれば自社のSEのみで開発まで行うこともありますが、多くの場合はSIerと連携して開発を進めます。

このとき、社内SEはプロジェクトマネージャーのような形で社外とすり合わせをしつつ、必要なシステムを開発することが一般的です。

システムの保守・運用

実際にシステムが導入されたあとは、社内SEが中心となってシステムの運用・保守・改善を行います。

全社員に向けてシステムのマニュアルを作成したり、説明会を開いたりしながら、システムの使い方について社内に浸透させるのも社内SEの仕事です。

社内サポート

社内SEは、自社で作成したシステムに関する問い合わせに関する対応はもちろんのこと、幅広いPCやシステムについての質問に対して答えるサポートデスクの役割を求められることも多いです。

システム開発の分野にとどまらず、IT機器に関する幅広い知見が求められます。

社内SEのメリットややりがい

社内SEとして働くメリットや、社内SEならではのやりがいを紹介します。

社内の幅広い業務知識が身に付けられる

社内でシステムが必要になる場面はさまざまです。

人事から評価システムの改善を依頼されることもあれば、経理から会計システムに関して相談されることもあります。

現場で働く営業の社員から、効率化に関して相談を受けることもあります。

このように、社内SEは全社のさまざまな課題をヒアリングし、それに対して解決策を提示することが求められています。

そのため、社内の幅広い業務知識が身に付けられるのがメリットです。

また、自社が抱える課題を解決できるという面白味もあります。

自社内で活用できる業務システムの知識が身に付く

社内SEとして就職すると、それまでに社内で運用されてきたさまざまな業務システムに触れることになります。

こうした社内システムには、今までシステムを開発・運用してきた社員のノウハウが詰め込まれており、自分自身のスキルアップに繋がります。

社外秘であるようなシステムの仕組み、ノウハウを知ることができるのは非常に貴重な経験です。

納期などの時間的な拘束を受けにくい

エンジニアとしてクライアントから案件を請ける場合、どうしても納期に間に合わせる場面や、急な方針転換が必要になる場面があるかもしれません。

一方で社内SEの場合は、業務が社内で完結するため、心理的なストレスが少なく働けるというメリットがあります。

独立すればキャリアアップが図れる

社内SEは、全社的なシステムを担う非常に高度な人材です。

このため、独立して他企業のシステムをコンサルティングする案件などを受注できるようになれば、報酬アップを見込めます。

自分の仕事が伝わりやすく感謝を受けやすい

社内SEは、システム開発以外にも、サポートデスクとして日々多くの社員のPCについての悩みや、システムに関する相談を受ける場合があります。

このため、社員から感謝される機会も多く、やりがいを感じやすいというメリットがあります。

社内SE デメリット・注意点

社内SEのデメリットや注意点

一方、社内SEとして働く上で、以下のような点はデメリットなることがあります。

幅広い業務に対応しなければならない

社内SEのメリットとして幅広い業務知識を身に付けられるという点を挙げましたが、一方でそれは同時にデメリットになりえます。

人事関連のシステム企画を進行させながら、同時に会計関連のシステム開発をディレクションするといったように、マルチタスクになりやすいからです。

そのため、ある程度キャリアを積んでから目指す職業としては適していますが、キャリアの浅いエンジニアは対応しきれない可能性があります。

同時にこなす仕事量(マルチタスク)が多い

幅広い業務に対応しなければならないというデメリットに連動して、同時に対応する仕事量が多いというデメリットが生じることもあります。

社内の悩みを解決するシステムの企画・開発というプロジェクトを複数進めつつ、社内からのさまざまな問い合わせに対応することがあるためです。

タスクの進捗管理が得意でマルチタスクが苦ではない人は、社内SEに向いているといえるでしょう。

仕事場が固定なので人間関係の悩みが生じる可能性がある

一つの会社で幅広い業務に携われる一方で、仕事場が固定な分、人間関係の悩みが生じる可能性もあります。

さまざまなクライアントのオフィスに数ヶ月単位で常駐するような働き方であれば、数ヶ月経てば仕事場を変えることができます。

一方で社内SEは安易に職場を変えることはできない為、人間関係の構築も重要になるでしょう。

特定分野への大幅なスキルアップが見込みづらい

特定分野への大幅なスキルアップが見込みづらいという点も「幅広い業務内容に携われる」というメリットの裏返しとして生じるデメリットです。

さまざまな業務システムに関わることができる一方で、特定分野でのスキルを磨き続けるということは、社内SE場合は難しいことが多いです。

そのため、エンジニアとして特定の分野でエキスパートになりたい人より、さまざまな業務に携わってスキルを向上させたいと考える人の方が向いているといえるでしょう。

初歩的な対応に時間をとられてしまう可能性がある

社内SEの特徴は、社内のPC関連、IT機器関連のサポートをする役割も担うことが多いという点です。

このため、ITに明るくない人材が多い企業では、社内SEに初歩的な質問が殺到し、その対応に時間をとられてしまう可能性があります。

社内SEに必要なスキルとは

社内SEとして活躍するためには、一般的に以下のような知識が求められます。

システム開発・インフラについての知識

社内SEは、社内のシステム開発を一手に担う存在です。

そのため、他社員よりもシステム開発の知識に長けているというのは、社内SEとして働くための必須条件といえます。

また、システム開発以外にも、サーバーやネットワークなどの幅広いIT知識が必要です。

社内業務についての幅広い知識

社内SEの仕事は、社内の業務に関する課題を解決できるシステムを企画・開発することです。

そのため、当然ながら社内の各部署がどういった流れで業務を行っていて、どのようなシステムを使っているのかなど、社内業務に関する幅広い知識が求められます。

システム開発の知識があっても、社内業務に関する知識が乏しければ、実際の業務の効率化には結びつかないようなシステムができてしまうという可能性があります。

課題発見力・提案力

社内SEに求められるのは、現場からの要望に応えてシステムを開発するだけでなく、自ら現場の課題を見つけ出す課題発見力です。

なぜなら、システム開発の知識がなければそもそも課題を認識できないことも多く、現場からの要望だけでは全ての課題が可視化されないからです。

そのため、社内SEには社内の課題を発見し、改善を提案する力が求められます。

マネジメント能力

社内のシステムを実際に開発する際は、社内SEだけで実務を全て担うことは少なく、SIerと連携しながら開発を進めていくことが多いです。

このため、意図している内容を適切に指示し、管理する能力や、各利害関係者のコミュニケーションを円滑に進める能力など、マネジメント全般の素養が求められます。

社内SEが取っておきたい資格

社内SEとしてスキルアップをするためには、資格を取るというのも一つの手です。

以下のような資格を保有していれば、社内SEとしてのスキルアップが期待できます。

また、資格を取ることで、転職や独立の際に自分のスキルを客観的に示す証拠としても役立ちます。

プロジェクトマネージャー試験

エンジニアリングの知識を問うものではなく、プロジェクトリーダーとして必要なノウハウを証明する試験です。

社内SEとして社内外を巻き込んでプロジェクトを推進するために、取得しておくと良いでしょう。

ネットワークスペシャリスト試験

情報技術に関する試験の中でも、特に難しい試験です。

国家資格であるため、実力を示す資格としては有効です。

まとめ

社内SEは、幅広い業務に携わることができるだけでなく、プロジェクトマネジメント力も鍛えられる非常にやりがいのある職業です。

社内SEとして一定の実績を残し、さらなるキャリアップを狙いたい人には、独立してフリーランスになるというのも一つの選択肢でしょう。

フリーランスとして、各企業のITに関する課題を自分の身一つで解決していくことで、さらなるスキルアップに繋がる上、報酬アップも期待できます。

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