2023.08.01更新

PHPの資格や勉強方法、難易度、資格取得のメリットを紹介

PHPは、動的にWebページを生成することができるバックエンド(サーバーサイド)の言語です。

特徴はさまざまありますが、代表的なものとしてはHTMLのように静的にWebページを生成する言語と比べて非常に便利な言語であるということです。

今回は、PHPを体系的に学ぶことができ、かつ自身の技術力の証明にも役立つPHPの資格である「PHP技術者認定試験」について紹介します。
(記載内容は2021年12月時点の情報です。)

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PHP技術者認定試験を取得するメリット

「PHPを体系的に学びたい」、「PHPの技術力を証明したい」という場合におすすめなのが、PHP技術者認定試験です。

PHPの資格の中では知名度の高い資格です。

取得するメリットを紹介します。

PHPエンジニアの技術者として評価アップの指標にできる

PHP技術者認定試験を取得することで、客観的にPHPの技術力を示すことにつながります。

特にPHP技術者認定上級試験は、合格率10%の非常に難易度の高い資格です。

そのため、PHPを習得している技術者の中でも専門的な技術力を持っていることが証明できるでしょう。

もちろん、PHP技術者認定初級試験でも技術力の証明には使えます。

特に実績の少ない、または経験の浅いエンジニアであれば実績が少なく技術力を裏付ける手段がないため、資格を取得することで客観的な技術力の証明につながります。

収入アップやキャリアアップにつながる

PHPエンジニアとしての技術力が証明できれば、収入アップやキャリアップにつながる可能性があります。

社内での昇進、昇給につながるかもしれませんし、転職時の提示年収にも差が出てくるかもしれません。

企業によっては、資格取得を給料アップの指針においている場合もあります。

求人の数が多い

動的にWebサイトを生成する技術は、今やどのサイトでも必須です。

HTMLやCSSのみで記述されたWebページでは表現できることが少なく、訪問者に対してシンプルで魅力のない印象を与えてしまうためです。

そのため、Webサイト作成において、動きを追加することができる言語の使用は進んでいます。

その中でもPHPはバックエンド(サーバーサイド)言語であることからデータベースとの連携も容易であり、非常に汎用的に使用される言語です。

そのため、求人の数が多く、転職の際やフリーランスとして案件を獲得する際に、大いに役立つと想定されます。

( 関連記事:PHP案件の業務内容とは?PHPの案件状況や報酬、必要スキルなども紹介 )

 

フリーランスの場合案件獲得のハードルが下がる

裏付けされた技術力があれば、フリーランスとしてPHP関連の案件を獲得することも可能です。

特に、フリーランスエンジニアの場合は、案件獲得にエージェントやクラウドソーシングを利用している場合も多いでしょう。

そのような場合は、事前に出しているスキルシートを元に面談に進むことも多く、資格を習得していることで案件獲得のチャンスが増えることは想定できます。

( 関連記事:フリーランスとしてPHPエンジニアになるには?必要なスキルを解説 )

 

PHPの将来性を再認識できる

PHPは、世界的に有名なWordPressというCMSをはじめ、多くのWebページで利用されています。

PHPは、Web系の開発言語としては、非常に利用が安定しており将来性のある言語であるため、学んでおくことで損はありません。

知識を深めることでPHP言語の魅力や将来性に気づくことができるでしょう。

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PHP技術者認定試験とは

PHP技術者認定試験とは、一般社団法人のPHP技術者認定機構が運営するPHPの技術力を証明する民間資格です。

PHPがプログラミング言語の中でも高いシェアを誇り、その習得者が増えてきました。

一方で、個々人のエンジニアリング技術の差が著しいという課題あり、その課題を解決するために立ち上げられた資格です。

PHPの技術力を定量的に測ることを目的としており、初級試験、準上級試験、上級試験、ウィザードに分かれています。

初級試験

「初級」は文字通りPHP技術者認定試験の中で最も簡単なランクであり、学生や経験の浅いエンジニアの受験を想定しています。

上級試験

「上級」は、PHPで実用的・応用的なスキルを身につけていることが証明できる上級資格です。

合格点は7割ですが、5割以上7割未満の点数の受験者には、「準上級」の資格が与えられます。

このため、準上級という試験は存在せず、上級試験の合格点が足りなかった場合に、「準上級」という資格が習得できます。

ウィザード

「ウィザード」は、PHP技術者認定試験の中で最も難易度の高い最上位資格であり、PHP技術者認定機構が指定した資料の提出が要求されます。

まずは、何級から習得すればいい?

PHPの技術を身につけて市場価値を高めたいエンジニアであれば、まずは「初級」から取得するのがおすすめです。

また、「上級」に合格することができれば、市場価値の高いエンジニアになれる可能性が高いです。

「ウィザード」に関しては、実務上はあまり必要なく、受験者自体も少ないのが現状ですが、PHPのプロフェッショナルを目指したい場合には、取得を目指すのもよいかもしれません。

申し込み方法や条件について

試験は、申し込みサイトより申し込みが可能です。

試験会場を検索し、受験料を前払いで振り込みする必要があります。

受験に条件はありませんが、例えば、「ウィザード」の場合、上級試験に合格してから2年以内に受験することが条件です。

※参考:PHP技術者認定機構 PHP技術者認定試験

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PHP技術者認定試験の種類と試験概要

ここからは、PHP技術者認定試験の「初級」「上級・準上級」「ウィザード」のそれぞれについて詳細を解説します。

なお、試験情報については変更になる可能性があります。

詳細は該当HPを参照ください。

PHP5技術者認定初級試験

PHP技術者認定初級試験は、PHP技術者認定試験の中では最も簡単で、PHPを強みとして市場価値を上げたいエンジニアであれば、このレベルの技術は身につけておくべき、というラインの資格です。

具体的な試験内容は以下の通りです。

  • 試験時間:1時間
  • 問題数:40問
  • 問題形式:選択式
  • 受験料:12,000円(税抜)
  • 合格ライン:70%
  • 想定受験者:学生、エンジニア1〜2年目
  • 想定勉強時間:実務2年ほどのエンジニアで10時間程度

PHP5技術者認定上級・準上級試験

PHP技術者認定上級試験は、初級試験と比べて一気に難易度が上昇します。

基礎的なPHPへの理解だけでなく、実用的なスキルが身につけられていることが必須要件です。

汎用的なITスキルを問われるITSSの難易度と照らし合わせると、PHP技術者認定初級試験がITパスポートと同様のレベル、PHP技術者認定上級試験は応用情報技術者試験と同レベルです。

  • 試験時間:2時間
  • 問題数:60問
  • 問題形式:選択式
  • 受験料:15,000円(税抜)
  • 合格ライン:70%(50%以上70%未満の場合は、準上級の資格が付与)
  • 想定受験者:エンジニア3年目〜5年目
  • 想定勉強時間:実務5年のエンジニアで50時間程度

PHP5技術者認定ウィザード

PHP技術者認定ウィザードは、PHPに関する最高レベルの技術を持っていることを証明できる資格です。

PHPとして実用的、応用的なスキルを持っていることを証明するためには上級試験で十分ですが、さらに上のプロフェッショナルを目指したい人向けの試験です。

上級試験の合格が前提となっており、上級試験の点数に、提出した資料の審査の点数が加算されて合否が判定されます。

  • 試験時間:なし(資料提出のため)
  • 問題形式:PHP技術者認定機構が指定した文章の提出

受験資格

  • ①上級試験でスコア90点(90%)以上を取得していること
  • ②PHP技術者認定機構が指定する文章を提出すること
  • 想定受験者:エンジニア5年目以上
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PHP技術者認定資格の勉強方法

PHP技術者認定試験の勉強方法を紹介します。

独学

PHP技術者認定試験は、初級であれば独学でも十分合格を狙える可能性があります。

また、上級であっても実務経験を積み、試験対策を行えば資格取得を目指すことは可能です。

参考書での学習

人気の参考書を読むのがおすすめです。

自分が理解できるかどうかを確認しながら、参考書に沿って学習を進めましょう。

問題集を使った演習

Webサイト等に上がっている模擬問題集、書店で販売している問題集、解説サイトなどを併用しながら、実践的な演習を行いましょう。

SNSなどにも解説のコンテンツが掲載されていることがあるので、情報収集が非常に重要です。

過去問は存在しない

ちなみに、過去問題集は、公式ではリリースされておらず問題集のみです。

このため、PHP技術者認定機構が出版している模擬問題集であれば、近しい問題が出るとは想定できますが、それ以上の情報は公開されていません。

講座の受講

全くプログラミング経験のない人が独学でPHP技術者認定試験に合格するのは、やや難易度が高いかもしれません。

もし独学だとなかなか進まない、不安があるなどの場合には、プログラミングスクールなどでPHPの講座を受けるのも良いでしょう。

オンラインやオフライン、またはアプリで学べるものなどが選べるので自分に合った講座を選びましょう。

その他

大学や専門学校、また就職した会社の研修などで学習する機会がある人もいるでしょう。

そのような機会がある場合には積極的に活用していくと良いです。

企業の研修では、業務に合わせたプログラミング研修を専門に場合もあり、その企業が求めるテーマやレベル、希望の指導形式に合わせた研修を受けることができるケースがあります。

研修内容よりも、ハイレベルな能力を身に付けたい人であれば、独学や講座と組み合わせて勉強するのも良いでしょう。

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PHP技術者認定試験の合格のコツ

参考書を読み飛ばさない

合格率は資格のレベルによってさまざまですが、初級と上級は7割と高い正答率が求められます。

つまり、小さなミスが合否に大きく影響するということです。

参考書もわからない部分は読み飛ばすのではなく、しっかり理解できるレベルにしておかないと本番の試験でミスをしてしまう可能性があるでしょう。

認定テキストを読む

実際の試験問題は、認定テキストから出題されることが多くあります。

このため、認定テキストを一切見ていないと機会損失になってしまいます。

認定テキストを読み込み、どのような問題ができるのか把握がおすすめです。

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まとめ

動的にWebサイトを生成できるPHPは、現代のWebサイトにおいて必須とも言える言語です。

また、バックエンド(サーバーサイド)との連携もとりやすいことから、非常にシェアの高い人気の言語になっています。

そのため、PHP技術者認定試験に合格すれば、市場価値の高いエンジニア人材になれる可能性が高いです。

PHPが使用できるエンジニアの需要は高いため、求人やフリーランス向けの案件も多く、独立しやすいのも特徴です。

フリーランスITエンジニア専門エージェント「HiPro Tech」では、PHPに関する案件を豊富に扱っています。

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PHPを学び、活躍の場を広げることや、独立を目指している人は、ぜひ一度登録してみてはいかがでしょうか。

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記事監修

2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。

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