インフラエンジニアとは?年収・スキルや資格、メリット・デメリットも解説

コラムCOLUMN

インフラエンジニアとは?年収・スキルや資格、メリット・デメリットも解説

2021/04/01

ネットワークやサーバーなど、インフラ全般を扱うエンジニアをインフラエンジニアと呼びます。

ITサービスを提供するにあたり必須の役割を担っています。

今回は、インフラエンジニアの基本情報について解説します。

それに加えメリットやデメリット、必要なスキルやおすすめする資格、年収やスキルアップのコツについても解説します。

(記載内容は、2021年3月時点の情報です。)

インフラエンジニアの基本情報

インフラエンジニアとは

インフラエンジニアとは、ITシステムを構築するにあたり、サーバーやネットワークなどのインフラストラクチャーを担当するエンジニアです。

なお、インフラエンジニアと混合されやすい言葉にシステムエンジニアがあります。

システムエンジニアとは、一般的にITシステムを構築する人と意味合いで使われます。

システムエンジニアはシステム構築などITに携わるエンジニア全般を指す言葉ですので、インフラエンジニアはシステムエンジニアの一種です。

インフラエンジニアの具体的な業務内容

インフラエンジニアが主に担当する業務内容を解説します。

インフラ設計

インフラ設計では、要件定義などITインフラの設計作業を担当します。

クライアントなどに対してどのようなシステムを構築したいのかヒアリングし、その結果をもとに適切なインフラを設計します。

また、インフラエンジニアはヒアリングなどを元に決定した内容を「設計書」として保存します。

設計だけではなく設計書の作成までが業務に含まれます。

インフラ構築

インフラ構築では、インフラ設計書の内容を踏まえて実際に構築作業をします。

場合によっては設計と構築は異なるエンジニアが対応します。

設計を中心に対応する人もいれば、構築を中心に対応する人もいます。

作業は、実際にハードウェアやソフトウェアを手配するところから始まります。

また、その後、実際に手元に届いた機器を設置したり、接続したりする作業、そしてセットアップする作業が続きます。

インフラ運用

構築が完了すればシステムの運用が始まります。

システムの運用に際して、インフラ部分の運用を担当します。

インフラは定期的にメンテナンスが必要なため、その対応も行います。

また、トラブルが起きた際は、たとえ夜中であっても迅速な対応が求められる場合があります。

インフラエンジニアの平均年収

インフラエンジニアの平均年収を見ていきます。

多くの業種と同じように、年収は年齢が上がると、積み上げたスキルや経験により増加する傾向にあります。

特にエンジニアという職種は技術職であるため、仕事に対する成果はスキルに依存するところがあります。

ただし、スキルをはかることは難しいため、実務経験の年数などが参考になることが多く、年齢を重ねるほど年収が高くなる傾向があります。

インフラエンジニアの中でもサーバーとネットワークに携わる人は多く存在します。

転職サービス「doda」の調べによると、サーバーエンジニアとネットワークエンジニアそれぞれ傾向が違うので別々に見ていきましょう。

・サーバーエンジニア

サーバーエンジニアの平均年収は、463万円です。

詳しく年代別にみると以下です。

年代 平均年収
20代 384万円
30代 530万円
40代 637万円
50代 685万円

年齢と共に経験値も高くなるため、年齢が上がるごとに年収も上昇していると考えられます。

・ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアの平均年収は、455万円です。

詳しく年代別にみると以下です。

年代 平均年収
20代 376万円
30代 529万円
40代 615万円
50代 738万円

平均年収では、ネットワークエンジニアの方がサーバーエンジニアより低いのに対し、50代になると、サーバーエンジニアより、ネットワークエンジニアの年収の方が高くなります。

これは、サーバーエンジニアよりも、ネットワークエンジニアの方が情報のアップデートを求められる局面が多いことが理由に挙げられるでしょう。

サーバーエンジニアは、メールサーバー、ウェブサーバー、ファイルサーバーなどサーバー周りの知識が必須ですが、これらサーバーの仕様は日々変化するものではなく、構造や使い方は基本的に変わることはありません。

対してネットワークエンジニアは、Webやネットワークの知識が求められるため、情報のアップデートが迅速に行われています。

Web周りや、WAN系LAN系のトレンド事情、市況感の影響を受けることもあり、サーバーエンジニアより常に情報のキャッチアップが必要な傾向があります

そのため、豊富なスキルを持ち、最新の情報をキャッチアップできている50代のネットワークエンジニアは希少性が上がり、年収も高くなる傾向にあります。

一方で、サーバーエンジニアでも、OSやセキュリティの情報は更新性があるため、どちらのエンジニアでも情報のキャッチアップは必須です。

どちらのエンジニアでも経験年数に応じて年収が上昇する傾向は変わらないですが、情報のアップデートや最新技術の習得は非常に重要です。

年収を上げるためには、経験や知識、スキルの幅を広げることが非常に重要です。

そうすることで希少性が上がり、その結果年収の増額、あるいは独立を志す場合は仕事を受けやすくなります。

インフラエンジニアとして働くメリット

インフラエンジニアとして働くメリット

年収が高く魅力的なインフラエンジニアですが、インフラエンジニアとして働くメリットは何なのでしょうか。

安定した需要を見込める

インフラエンジニアは、システムの構築や運用に必須のエンジニアです。

つまり、世の中にさまざまなシステムがある限り、インフラエンジニアの仕事が無くなる可能性は低いといえます。

仕事が減りにくく、現段階でも求人が安定して公開されているということは、収入が安定しやすいことを意味します。

このまま需要があり続ける限り、インフラエンジニアはエンジニアは長く働ける職種であり、この点はメリットであると言えます。

プロジェクトの上流工程に携わることができる

インフラエンジニアは、スキルにもよりますが、プロジェクトの上流工程に携わりやすいです。

上流工程から一貫してプロジェクトに携わることができるので、やりがいや自分の存在価値を感じやすいというメリットがあります。

具体的な業務内容でも解説した通り、インフラエンジニアは設計を担当します。

この設計作業を行うためには、上流工程からクライアントと積極的にコミュニケーションを取る必要があります。

自身のスキルを最大限活かして、インフラ構築の場面で活躍できることがあるでしょう。

なお、上流工程だけを対応するインフラエンジニアは限られています。

上流工程から下流工程まで一貫して携わることが多いと考えておきましょう。

フリーランスとして独立してキャリアアップを図れる

需要の高いエンジニアということもあり、フリーランス向けの案件も公開されています。

そのため、独立してキャリアアップを図れる環境であることがメリットです。

どんなに独立したいと考えていても、案件がなければどうにもなりません。

インフラエンジニアを求める案件は豊富にあるため、フリーランスとして独立してキャリアアップを図りたいと考えれば、思い切って行動ができます。

もちろんリスクはありますが、キャリアアップを目指せる職種であることはメリットです。

インフラエンジニアとして働く上で知っておきたいこと

インフラエンジニアとして働く場合、知っておきたいことを紹介します。

業務時間が不規則な面がある(特に正社員として働く場合)

インフラを専門に扱うエンジニアという特性上、業務時間が不規則になることがあります。

具体的には休日出勤や夜間勤務などが発生するケースです。

このような働き方になってしまうのには理由があります。

例えば平日はシステムを停止できず、土日にシステムを停止するしかない場合があることが挙げられます。

平日はシステムの利用者がいるため、システムを停止できず、インフラの変更作業を行うには、土日に出勤して対応することもあります。

ただ、その分得られる収入が高いという考え方もできるでしょう。

一つの案件が長期化しやすい

インフラエンジニアは他のエンジニアよりも一つの案件が長期化しやすい傾向にあります。

他のエンジニアとは異なり、インフラエンジニアは基本的にシステムの構築から納品のみならず、納品後の運用にも携わる可能性があります。

このような働き方により、クライアントとも長いお付き合いになることも多いです。

インフラエンジニアに必要なスキルや資格

インフラエンジニアに必要なスキルや資格、スキルアップのための方法を解説します。

必要なスキル

まずは必要なスキルです。

以下は、インフラエンジニアという職種で働く以上必ず兼ね備えるべきものと認識しておくのが良いでしょう。

インフラ機器に関するスキル

インフラを構築するにあたり、さまざまなネットワーク機器を操作する可能性があります。

世の中には、数多くの機器があるため、サーバーであればLinuxやWindowsの機器、ネットワーク機器ならCISCOなど、共通項として扱われやすいもののスキルを高めておくと良いでしょう。

クラウドサービスに関するスキル

近年では、クラウドにシステムを構築する企業が増えています。

そのため、クラウドでインフラ構築ができるスキルを持っておくと良いでしょう。

具体的には大手のクラウドサービスである、AWSやAzure、GCPなどのスキルは身に付けておきましょう。

特にAWSは世界中で利用されているクラウドサービスであるため、インフラ構築ができるようになれば幅広く活躍できるでしょう。

なお、クラウドサービスは進化の激しいものです。

常に最新のスキルや技術を身に付けていくことが必要です。

マネジメントスキル

インフラに関するスキルだけではなく、マネジメントスキルも必要な場面が多くあります。

特に、30歳以上になるとマネジメント力が求められる傾向があるので、インフラエンジニアであってもマネジメントスキルが必要です。

実際、インフラ構築は複数人のメンバーで対応するケースが多くあります。

そのようなときにマネジメントができるように、マネジメントスキルを身に付けておくのが良いでしょう。

取得しおきたい資格

取得おきたい資格を紹介します。

自分自身のスキルアップにも繋がりますが、会社員であれば、取得すると年収が上がりやすい、難易度の高いプロジェクトを任されやすいといったメリットがある資格もあります。

ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークに関する高いスキルを保有していると証明できる国家資格です。

インフラ設計にあたりネットワークのスキルは必須なので、スキルの高さを証明するために大きな意味を持ちます。

AWS認定資格

現在はクラウドサービスが注目されており、そのスキルを証明するためにはAWS認定資格が適しているでしょう。

AWS認定資格にはアソシエイト・プロフェッショナルなどのレベルが用意されています。

そのため、まずはアソシエイトから合格を目指し、その後徐々にレベルを上げていくとなど段階的に受験していくと良いでしょう。

シスコ技術者認定

ネットワーク機器大手のシスコ社が提供する認定資格です。

シスコ製品の取り扱いに関するスキルを証明できます。

特定のベンダーに特化した資格なので、仕事環境によっては活かせない場合もあります。

インフラエンジニアでもシスコ製品を利用しない可能性もあります。

ただし、シスコ製品の知識であっても応用的に他の製品に活かせる場合もあるので、取得して損はないといえる資格です。

まとめ

インフラエンジニアは、システムのインフラを全般的に取り扱うエンジニアです。

設計や構築はもちろん、システムが稼働してからの運用にも対応します。

また、設計から構築まで携わることができるケースが多く、プロジェクトの流れの大半を見届けられるエンジニアです。

開発に携わるエンジニアと違い、長期的に同じ案件に携わることで、信頼関係を築きやすく、仕事がしやすいメリットなどがあります。

なお、フリーランスのインフラエンジニアも非常に需要があります。

そのため、独立したいと考える場合は、行動を起こしてみるのもいいでしょう。

案件が長期化する=営業や案件獲得が必要になる期間を少なくできるため、フリーランスとして活躍する場合は、案件を維持しやすいでしょう。

会社員のインフラエンジニアと、フリーランスインフラエンジニアの大きな違いは、案件を自身で獲得する必要があるかどうかということです。

フリーランスの場合は、自身で案件を探して獲得する必要があります。

当社が運営するi-common techは、フリーランスITエンジニア専門のエージェントであり、案件を獲得したいフリーランスエンジニアに向けて、さまざまなサポートを行っています。

当サービスを利用することで、希望やスキルにマッチした案件や、高単価で長期契約可能な案件を獲得できる可能性を高めることができます。

まずは登録をして、自身のスキルや経験に適した案件を探してみてください。