React NativeはWebフロントエンド・スマートフォンどちらも開発可能!将来性についても紹介

コラムCOLUMN

React NativeはWebフロントエンド・スマートフォンどちらも開発可能!将来性についても紹介

2021/07/15

スマートフォン向けのネイティブアプリケーションを作成するための言語・フレームワークはいくつかあります。例えばAndroid向けのアプリケーションにはKotlinという言語が用意されています。

また、iOS向けのアプリケーションにはSwiftという言語が用意されています。この記事で紹介する「React Native」というフレームワークは、スマートフォン向けのネイティブアプリケーションを作成するためのフレームワークの一つです。

大きな特徴として、Webアプリケーションの開発に使用する「React」というフレームワークの書き方をほとんど共有できるという点が挙げられます。

React Native はWebアプリケーションを開発するためのフレームワークと同じように開発できるため、学習コストに対して開発の幅を広げる効率が良いといえます。この記事では「React Native」というフレームワークについて紹介します。

アプリケーション開発のフレームワークReact Native

React Nativeとは

React Nativeとは、スマートフォンアプリケーションWebアプリケーションのクロスプラットフォーム開発のフレームワークです。

クロスプラットフォームというのは、プラットフォームの垣根を越えて開発が可能なフレームワークということです。つまり、スマートフォンアプリケーションとWebアプリケーションを、同一のソースコードで開発できます。

React Native for Windows を使えばWindowsアプリケーションの開発も可能

先ほどスマートフォンアプリケーションとWebアプリケーションとのクロスプラットフォームフレームワークと紹介しましたが、「React Native for Windows」という環境を整えればWindowsのネイティブアプリケーションを開発することも可能です。

こちらは近年処理速度が向上してきており、またデフォルトのフレームワークとして採用されたことから今後人気が高まってくるといわれています。

React Nativeの周辺技術

React Nativeの記法についてはReactとほぼ同じです。この記事ではReact Nativeならではの周辺技術について紹介します。

Expo

Expoとは、React Nativeの開発ツールの一つです。実行することでQRコードが表示されるため、それをスマートフォンで読み込ませるだけで簡単に実機確認を行うことができます。

また、アプリケーションの更新時にストアの審査が不要になるOTAが実施可能です。そのため、軽微な修正をする際のフットワークが良くなるというメリットもあります。

反面、一部スマートフォンプラットフォームのネイティブライブラリが使用できないこともあるため、用途に合わせてもう一つの開発ツールである「React Native CLI」と使い分ける必要があります。

React Navigation

React Navigationとは、React Nativeで画面遷移を作るためのサードパーティライブラリです。このライブラリはReact Nativeの公式サイトが推奨しているものです。

また、他のライブラリはある程度のスマートフォンアプリケーションの開発経験が必要になってきますが、React NavigationについてはReactの開発知識のみでほとんどの機能を使用することが可能です。そのため、学習コストと開発力の効率に重きを置くのであればおすすめしたい技術です。

React Native Elements

React Native Elementsとは、スマートフォンアプリケーションを作成する際によく使われるユーザーインターフェース要素をあらかじめパッケージングしておいてくれているライブラリです。

React Native Elementsを使用することで、ユーザーインターフェースの開発にかける工数を削減することはもちろん、開発したアプリケーションのインターフェースに統一感を持たせることができ、アプリケーションを使用したユーザーの体験を高める効果が期待できます。用意されているUI要素を以下に一部挙げます。

  • Avatar
  • Button
  • Card
  • CheckBox
  • Input
  • ListItem
  • SearchBar
  • Slider

この他にもさまざまな要素が用意されている ため、公式サイトを一読して活用してみましょう。

Firebase

React Nativeとは直接の関連はありませんが、アプリケーション開発の際によく利用されるプラットフォームであるため紹介します。Firebaseとは、Googleが開発し提供しているモバイルプラットフォームです。

No SQLなデータストアであるところのFireStore Databaseを筆頭に、モバイルアプリケーションのデータソースの用意やアクセス分析などが簡単に行えます。

このことからモバイルアプリケーションの開発のみならず、多数のWebアプリケーションやネイティブアプリケーションにおいてもデータソースとして用いられています。フリーランスのITエンジニアとして活躍するために、習得しておきたい技術です。

React Nativeはもう使われない?React Nativeの将来性

React Nativeはもう使われない?React Nativeの将来性

ここまで紹介してきたReact Nativeですが、インターネットの一部では「既に廃れつつあるのでは」という言説があるのも事実です。ここでは、React Nativeの将来性について紹介していきます。

なぜもう使われないといわれているのか

React Nativeがなぜもう使われないといわれているのかというと、ことの発端は世界的な大企業が開発環境をReact Nativeから移行したためです。

さらに、競合となるスマートフォンアプリケーション開発フレームワークの台頭も影響しています。「Flutter」というフレームワークに対する検索数は、React Nativeの約3倍です。(※)それだけ、Flutterの方に需要と関心が集まっているということがいえます。

(※Googleキーワードプランナーのデータより(2021年6月時点)。数値は随時変更される可能性があります。)

Flutterとの比較

それでは、FlutterはReact Nativeに比べてなぜ魅力的なのでしょうか。理由は大きく分けて二つあります。まず、Flutterは標準の機能としてPC向けのネイティブアプリケーションが作成可能ということが挙げられます。

先に紹介した通り、React NativeはReact Native for Windowsという別のライブラリを入れた上で、Windowsアプリケーションしか開発できません。

Flutterは一つの言語を習得することで、MacやLinuxまでカバーしたアプリケーション開発をすることができます。もう一つの理由は、開発したアプリケーションの表現力としてはFlutterの方が優れているというところです。

React Nativeが表現するユーザーインターフェースは、基本的にプラットフォーム標準のインターフェースを表示します。そのため、プラットフォームの間で表示が変わる可能性があります。

一方でFlutterの提供するユーザーインターフェースは、Flutterが独自に定義したインターフェースです。そのため、プラットフォーム間で齟齬が生まれることが基本的にはありません。そのため、Flutterの方が汎用性が高く、統一されたインターフェースを提供できます。

React Nativeの利点

しかし、React Nativeにしかない利点も確かに存在しています。それは、Webアプリケーションの開発にノウハウを転用できるという点です。

Flutterの開発言語は、「.dart」と呼ばれる新しい言語です。そのため、現在Web開発において主流になっているJavaScriptとの互換性はありません。

一方、Reactで使用している「JSX」という言語は、細かいところを除けばほとんどJavaScriptと変わりありません。そのため、React習得にかけたコストは、ほぼそのままJavaScriptのスキルに転用することができます。

また、React Nativeからは撤退する企業もある中、React.jsを採用し続けている大企業は存在します。主に日本の大企業が採用を続けており、国内のReact.js需要を見込むのであればこれからも継続して案件が存在するものと考えられます。

また、React Native自体を採用し続けている大きなサービスも存在しています。海外の有名サービスにおいてその傾向が顕著です。このことから、競合技術と競り合いながらも、React Nativeの需要はまだあるものと考えられ、案件の数も相当数あることが期待されます。

まとめ

今回の記事ではアプリケーション開発のクロスプラットフォームフレームワークの「React Native」について紹介しました。Flutterという強力な競合はありつつも、Weアプリケーションとナレッジを共有できるという強みは確かに存在しています。

母体となるReact.jsの方に勢いがあるということも鑑みて、フリーランスのITエンジニアとして一度は触っておきたい技術になります。

さまざまなフレームワークを状況に応じて活用できるフリーランスのITエンジニアは大変重宝されるため、多くの案件を獲得し、活躍することができます。

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特にクロスプラットフォームでのアプリケーション開発は未だ専門としている人材が少なく、学習コストも低いため参入するチャンスと考えることができます。まずは無料登録をし、当サービスからフリーランスITエンジニアとしての第一歩を踏み出してみませんか。