2024.04.30更新

Rubyエンジニアはやめとけ?9つのキャリアパスや必要なスキルを解説!

Rubyは多くのシステム開発で使われている言語であることから、Rubyエンジニアのキャリアにはさまざまな選択肢があります。

しかし、Rubyエンジニアがどのようにキャリアを築いていくとよいのか、また、Rubyエンジニアの経験はキャリアアップに役に立つのか、といった点が気になる人もいるのではないでしょうか。

今回の記事では、Rubyエンジニアの将来性、Rubyエンジニアのキャリアパス、Rubyエンジニアのキャリアアップの方法について解説します。

Rubyエンジニアでこれからのキャリアを検討中の人は、ぜひ参考にしてみてください。

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Rubyエンジニアは将来性がないから「やめとけ」といわれるのは本当?

Rubyが他の言語にシェアを奪われているという点から、将来性がないのでやめとけという声があるようです。

RubyはデータサイエンスやAIの分野では採用されておらず、今後これらの分野がさらに盛んになるにつれてRubyの需要が相対的に落ちる可能性が懸念されています。

しかし、Rubyは有用性の高い言語でありながら、Rubyを扱える人材はまだあまり多くないのが現状であるため、Rubyエンジニアには将来性があるといえます。

このため、Rubyを扱うエンジニアとして専門性を高める選択肢も出てくるでしょう。

関連記事:Rubyエンジニアの将来性や需要は?仕事内容や必要なスキルについて解説!
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Rubyエンジニアのキャリアパス9選!

Rubyエンジニアから他のIT職種へのキャリアパスとして考えられるものを紹介します。

バックエンドエンジニア

Rubyはバックエンドでの開発で多く使われています。

そのため、Rubyエンジニアはデータベースとの接続やサーバーの開発など、バックエンドで共通して使える知識を得ることができるでしょう。

その他にもJava、PHPなど、Ruby以外のバックエンドで使用される言語を新たに学ぶことで、対応できる仕事の幅を広げられる可能性があります。

フルスタックエンジニア

フルスタックエンジニアとは、複数の開発領域に対応できるスキルを持ったエンジニアのことを指します。

バックエンド開発、フロントエンド開発、インフラの構築・運用などに一人で対応できるため、効率的にシステムの開発・運用が行えます。

フルスタックエンジニアを目指す人は、Rubyでバックエンドの開発スキルを得たのち、インフラの運用・構築、アプリ開発など対応できる領域を増やしていくとよいでしょう。

インフラエンジニア

インフラエンジニアは、クラウドやネットワーク環境の構築・運用を行います。

Rubyエンジニアとしてバックエンドの開発をしていると、Webがどのように動いているのか、サーバーの仕組みなどの理解が進みます。

そのため、インフラエンジニアの仕事もイメージしやすく、学びやすい傾向にあるでしょう。

また、少数精鋭のチームの場合は、バックエンドエンジニアがインフラエンジニアを兼ねることもあります。

Rubyエンジニアからインフラエンジニアへの業務範囲の拡張は、比較的しやすいといえます。

テックリード/CTO

テックリードは、チーム内の技術面でのリーダーとなるポジションです。

また、CTOは、技術面での責任者の役割を果たします。

テックリードやCTOは、技術面の知識があることはもちろん、チームを統率し他部署との連携をとる際の窓口にもなるため、コミュニケーション能力が求められます。

テックリードとして必要なコミュニケーション能力は、Rubyエンジニアの時の普段のチームメンバーへの情報共有や新人の教育をする際にも鍛えられるでしょう。

PdM(プロダクトマネジャー)

プロダクトマネジャーは、製品全体の責任者です。

エンジニアの技術を集結した製品、サービスの大枠を決めていくポジションです。

経営的な視点が重要となりますが、エンジニアとしての経験があってこそ、ユーザーにとって使いやすい、実用性の高い製品の開発が可能となります。

実際に、エンジニア出身のプロダクトマネジャーも多数います。

ユーザー目線を大切にし、作った製品の販売にも関わりたい志向を持つ人に適したキャリアパスといえるでしょう。

プログラミングスクール講師

Rubyは普及している言語であり、新しく学びたい人も多いため、プログラミングスクールの講師としての需要もあります。

プログラミングスクール講師になるには、Rubyに関する包括的な知識だけでなく、初心者でも理解しやすいようにわかりやすく説明できるスキルが必要です。

製品の開発や運用を担当するエンジニアと異なり、決まった時間の授業や質問対応をするため、予定を組みやすいというメリットもあります。

初心者の立場に立ってわかりやすく教えることが得意な人は、プログラミングスクールの講師にも向いているでしょう。

IT営業

RubyエンジニアからIT営業に転職するキャリアパスもあります。

IT営業は、自社のサービスを企業に合った形で提案する仕事です。

IT営業をする際に、販売するサービスについて技術レベルで熟知していれば、クライアントに真に必要なサービスを選び、的確に説明することができるでしょう。

また、開発経験のないIT営業の場合、技術的に実現が難しいことを引き受けてしまうといったトラブルが起こるケースもあります。

開発現場を知っているIT営業であれば、開発者の立場にも立って、できること、できないことをきちんと伝えられるため、折衝の面でも強みがあるでしょう。

ITコンサルタント

Rubyを扱う現場のエンジニアとしての経験を積み、ITコンサルタントにキャリアチェンジする道もあります。

ITコンサルタントは、企業の経営課題を解決するべく、IT技術の導入を提案します。

顧客の課題を正確に捉え、解決に導くには、論理的思考が必要です。

顧客目線でより使いやすく、業務効率を向上させるシステムを作ることを念頭に置き、Rubyエンジニアとして開発に携わっていれば、ITコンサルタントになっても活躍できるでしょう。

PM(プロジェクトマネジャー)

Rubyエンジニアとしてプロジェクトを進めてきた経験を活かして、プロジェクトマネジャーになるキャリアパスもあります。

プロジェクトマネジャーは、プロジェクト全体の計画を立て、人員や予算の見積もりを立てます。

Rubyエンジニアとして他のエンジニアやクライアントとコミュニケーションをとる経験は、プロジェクトマネジャーの業務に役立つでしょう。

開発の全体的なスケジュールを管理し、予定通りに開発が進んでいない場合の対処などもプロジェクトマネジャーの仕事の範囲です。

実際にプログラムを組み、トラブルを解決するといった日々の積み重ねで、プロジェクトの方向修正に必要なスキルも身についてきます。

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Rubyエンジニアがキャリアアップをするために必要なスキル

ここでは、Rubyエンジニアのキャリアアップに必要なスキルを紹介します。

資格を取得しスキルアップを図る

資格を取得することでスキルアップを図るという方法もあります。

例えば、Rubyエンジニアのスキル証明となる資格に、Ruby技術者認定試験があります。

Rubyエンジニア試験は、難易度別にSilverとGoldに分かれています。

SilverはRubyエンジニアに必要なスキルを証明するものであり、GoldはSilverのスキルを応用し、実務に関する技術が問われます。

試験はパソコン上で行われるCBT方式が採用されています。

関連記事:【Ruby】Ruby技術者認定試験とは?難易度や日程、受験料、勉強法などを紹介!

別の言語を習得し、対応領域を広げる

エンジニアとして対応できる領域を広げるというキャリアアップの方向性もあります。

Rubyは主にバックエンドで用いられる言語ですが、Ruby on railsなどのフレームワークを活用することでフロントエンドの開発も可能です。

バックエンドエンジニアはフロントエンドの知識、インフラ系の知識にも触れる機会があります。

Rubyエンジニアは対応可能な領域を広げやすいといえるでしょう。

インフラ系の言語を習得することで、フルスタックエンジニアを目指すことも可能です。

マネジメント経験を積む

マネジメント経験を積むことで、チームや組織のリーダーとなるスキルアップの道が開けます。

具体的には、テックリード、CTOやプロジェクトマネジャーなどのポジションでマネジメント経験が活かせます。

チームメンバー全体の業務の質や、成果物の質を上げていくにはどうすればよいかを考え、改善策を打ち出すことを経験しておきましょう。

チームメンバーの教育や他のメンバーとの連携を行う際にも、広い視野で物事を考えられるとよいでしょう。

マーケティングの視点を身に付ける

Rubyエンジニアからのスキルアップとして、マーケティングの視点を身に付けることも有用です。

PdM(プロダクトマネジャー)になる場合、サービスを作るだけでなく、作ったサービスを売るところまで責任を持つ必要があります。

プロジェクトリーダーが行うサービスを作るための段取りを組む仕事に加えて、プロダクトマネジャーは販売戦略、予算などを考えなければなりません。

技術職の場合、技術に関する知識は豊富でも、経営的な知識が少ない場合もあります。

将来的に組織の重要なポストではたらきたい場合は、関心を持つ分野を限定せず、マーケティングなどの知識を得ておくことも大切でしょう。

ヒアリング能力や説明能力を磨く

Rubyエンジニアのスキルアップの方法として、ヒアリング能力や説明能力を磨くこともあります。

ヒアリング能力や説明する能力は、IT営業、ITコンサルタント、プログラミングスクール講師に必要でしょう。

どの仕事も、クライアントやスクール利用者との意思伝達と信頼関係の構築が重要です。

クライアントのニーズを正確に把握するための聞き取りスキル、クライアントの思考の流れに沿った言葉を選んで情報を伝えるスキルを、Rubyエンジニアとしての業務の中で身につけていきましょう。

進行管理をする能力を高める

Rubyエンジニアがスキルアップをするために、開発の進行管理の能力を高めることも有効です。

進行管理の能力は、PM(プロジェクトマネジャー)になるために必要です。

PM(プロジェクトマネジャー)は現在のチームメンバーで、どれくらいの期間をかけてプロジェクトを遂行できるかの見通しを立てます。

その上で、実際に予定通りに進捗しているかを管理することで、納期に間に合うようにプロジェクトを進められるでしょう。

Rubyエンジニアとしてはたらく際にも進行管理を意識しながら仕事を進めることで、進行管理のスキルも上がります。

複数の担当者が関わる仕事について、それぞれの持ち時間を計算して自分の仕事を終わらせるなど、他のメンバーやチーム全体が仕事を進めやすいようにする意識が、進行管理のスキルアップにつながるでしょう。

提案書作成能力を鍛える

提案書の作成能力を鍛えることも、Rubyエンジニアのスキルアップになるでしょう。

提案書作成能力は、主にIT営業、ITコンサルタントに必要になるでしょう。

クライアントに必要なシステム等を提案する際には、提案書を用います。

書面や図表でシステムの必要性、メリット、留意事項がクライアントに伝わるように提案書を作るには、ある程度の経験が必要になってきます。

クライアントにとって有効なソリューションを考えること、クライアントにとって必要なソリューションについて、文書にわかりやすい形で落とし込むことを、Rubyエンジニアの仕事で経験しておくとよいでしょう。

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フリーランスとして専門性を高めるという方法もある

Rubyエンジニアとしてキャリアアップするには、フリーランスとして専門性を高めるといった方法もあります。

一つの企業に所属するエンジニアは、慣れた環境でスキルを積み上げられる一方で、自身の裁量でできる範囲が広げにくかったり、自分で仕事を選びにくかったりといったデメリットがあります。

フリーランスになることで、裁量の大きな案件に関わり、専門性を高めることで市場価値を上げることができるでしょう。

しかし、フリーランスのエンジニアとしてはたらく際に、営業や事務作業に時間を取られるといった懸念があるかもしれません。

そのような場合は、フリーランスエージェントを活用すると、より効率的に仕事を進められるでしょう。

フリーランスエージェントが案件獲得に向けた営業代行をしてくれたり、事務のサポートをしてくれたりと、開発に集中がしやすくなるというメリットがあります。

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まとめ

今回の記事では、Rubyエンジニアのキャリアパス、Rubyエンジニアのスキルアップの方法、フリーランスのRubyエンジニアのメリットなどについて解説しました。

目指すキャリアパスに合わせて必要となるスキルを重点的に鍛えるとよいでしょう。

IT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」では、さまざまな種類のRubyエンジニアのフリーランス案件を取り扱っており、案件の数も豊富です。

スキルアップにつながるフリーランス案件をお探しの人は、ぜひご登録ください。
参考:Rubyの求人・案件一覧

記事監修

2006年に株式会社インテリジェンス(パーソルキャリア株式会社)へに入社。 アルバイト領域の法人営業や新規求人広告サービスの立ち上げ、転職サービス「doda」の求人広告営業のゼネラルマネジャーを歴任。 2021年11月からIT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」に携わり、現在サービス責任者を務める。 「一人ひとりが求めるはたらき方や案件との出会いを増やし、キャリアをデザインできるインフラを提供する」ことを自らのミッションとして掲げ、サービス運営を行う。

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