ブリッジエンジニアとは?仕事内容や必要なスキルについて紹介

コラムCOLUMN

ブリッジエンジニアとは?仕事内容や必要なスキルについて紹介

2022/01/07

ブリッジエンジニアという言葉を聞いたことがありますか。

現在需要が高まっており、今後の将来性も高いと言われている職種の一つです。

しかし、ブリッジエンジニアについて詳しく知らないというエンジニアも多いでしょう。

そこで、今回はブリッジエンジニアとは何なのか、仕事の内容から必要なスキルまで詳しく解説します。

ブリッジエンジニアに興味を持っている人や目指しているエンジニアは、ぜひ参考にしてみましょう。

ブリッジエンジニアとは

ブリッジエンジニアとは何なのか基本的な点について解説しましょう。

ブリッジエンジニアとは

ブリッジエンジニアは、海外企業と日本企業の橋渡しの役割を果たすエンジニアのことです。

海外で仕事をするパターンと日本で仕事をするパターンがあります。

海外で働く場合は管理業務がメインの仕事となることが多いです

日本では、メールなどのやり取りを通してプロジェクトの進捗管理を行います

日本と海外では、時差だけではなく言語や文化も異なります。

ブリッジエンジニアは、このような違いを乗り越えて、上手くプロジェクトを進めていくために調整からコンサルタントまで担当をします。

現在、海外企業にプロジェクトを委託する企業が増えているため、今後も将来性の高い職種と言えます

システムエンジニアとの違い

ブリッジエンジニアもシステムの開発に携わっているため、システムエンジニアの一つと言えます。

システムエンジニアの中にもさまざまな役割を担う人がおり、その中の一つがブリッジエンジニアであると考えましょう

オフショア開発において活躍する

ブリッジエンジニアはオフショア開発において活躍します。

オフショア開発とは、海外企業へ委託をして情報システムやソフトウェアの開発を行うことをいいます。

例えば、ソーシャルゲームやスマホアプリの開発からサポート業務、テスティングなどを海外企業へ委託するケースは増えています

その際に、現地とのやり取りや進捗管理を行う、ブリッジエンジニアが必須になるため、今後も需要が高まると予測されているのです

ブリッジエンジニアの仕事内容

ブリッジエンジニアの仕事内容についてそれぞれ説明しましょう。

現地スタッフへの説明・対応

ブリッジエンジニアは、海外企業の現地スタッフと密にコミュニケーションを取る必要があります。

その際には、現地スタッフに対して、説明や対応をすることが重要な仕事です。

プロジェクト開始前には、現地スタッフに対して、クライアントから依頼を受けた背景から納品物の内容まで説明します。

プロジェクトが始まった後も、依頼者からの要望や仕様変更などがあれば現地スタッフと情報を共有することが大切です

トラブル時は、すぐに現地スタッフと連携を取り、認識合わせをする必要があります

設計書の作成・翻訳

ブリッジエンジニアは、現地スタッフが理解できるよう設計書の作成や翻訳をするのも重要な仕事です。

現地の言葉に翻訳するだけではなく、時には補足資料を用意するケースもあります

国によってシステム開発における常識やルールなどは異なっており、現地スタッフに設計者の意図を正確に伝えられるようにすることが大切です。

解釈に違いが生じないようわかりやすく翻訳することが、求められます

進捗管理

海外の企業に開発を委託したとしても、スケジュール通りに進むとは限らないため、進捗管理をすることは大切です。

定期的に現地と連絡を取り、開発の進捗具合を把握します。

スタッフのモチベーション管理も重要であり、スケジュールに遅れが生じないようにフォローするのもブリッジエンジニアの重要な役割です

場合によっては、直接海外へ出向いて現地で指示や作業をすることもあります

納品物の受け入れの確認

納品物を受け入れて、最終確認をするのもブリッジエンジニアの役目です。

品質チェックについては、テストエンジニアやテスターが対応します。

しかし、受け入れ作業を管理し、必要であれば修正の指示を出すのはブリッジエンジニアの役割です

修正に現地スタッフが応じない場合もあり、その時に上手く交渉をして話をまとめるのも大事な仕事です

ブリッジエンジニアになるために必要スキル・資格

これからブリッジエンジニアになるために必要なことを解説します。

ブリッジエンジニアに求められるスキル

語学力

ブリッジエンジニアは、海外の現地スタッフと意思の疎通を図る場面が多いため、語学力は必要不可欠です。

オフショア開発先としては中国やインド、ベトナム、フィリピンといったアジア圏が多く、基本的には英語でやり取りをします

また、ブリッジエンジニアに必要な語学力は、システム開発に関する専門的な内容のやり取りができることです。

現地での専門用語の言い回しにも習熟している必要があり、システム開発のための語学力が求められます

コミュニケーション能力

ブリッジエンジニアには、海外企業の連携において、プロジェクトマネージャーとしての役割を果たすことが求められます。

このため、現地のメンバーと問題なくコミュニケーションを取るスキルが要求されるのです。

良好な関係性を築き、トラブルを避けてモチベーションを上手く管理していく必要があります

現地スタッフと良い人間関係を構築するためのコミュニケーション能力も重要になってきます。

開発力

ブリッジエンジニアにもシステム開発のスキルは求められます。

毎回、案件ごとに必要なシステム開発のスキルは変わってくるため、幅広い分野についての豊富な知識と経験が必要になります

例えば、下記のような知識やスキルを持っていることが求められます。

  • プログラミングスキル
  • システム開発手法の知識
  • ソフトウェアの知識
  • ミドルウェアの知識
  • ハードウェアの知識
  • セキュリティの知識
  • プロジェクトマネジメントスキル

マネジメント力

ブリッジエンジニアは、日本と現地のエンジニアの橋渡しをするのが主な役割であり、マネジメント力が要求されます。

プロジェクトの進行を管理して、現状を把握しながら必要な指示を出していく必要があるためです。

トラブルへの対応やモチベーション管理なども求められます

これらのマネジメントを上手く行うことができるスキルが重要です

ブリッジエンジニアに役立つ資格

これからブリッジエンジニアを目指す上で役に立つ資格を紹介しましょう。(2021年12月時点)

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験とはITエンジニアとして必要な応用スキルを証明できる資格です。

ITエンジニアとして、専門的なスキルや応用的知識・技能を持っていることが求められます

実務経験が3年から5年程度のスキルを想定しています。

合格難易度も比較的高い試験のため、確かなスキルを持つことを証明するのに役立つ資格です

※参考:独立行政法人情報処理推進機構 応用情報技術者

プロジェクトマネージャ試験

IPAが主催しているプロジェクトマネージャ試験であり、国家資格としては唯一プロジェクトマネジメントスキルを証明することができるのが特徴です

合格率は比較的低いですが、ブリッジエンジニアに求められるマネジメント力を証明するために取得を目指すと良いでしょう。

※参考:独立行政法人情報処理推進機構 プロジェクトマネージャ試験

PMP

PMI本部が認定しているプロジェクトマネジメント についての国際資格です。

プロジェクトマネジメントに関して、専門的な知識を有することを証明することに繋がる資格です

世界中で認知されている資格のため、現地スタッフのマネジメントを担当するブリッジエンジニアが持っていると役立ちます。

※参考:プロジェクトマネジメント協会 日本支部 PMI® 試験・資格

ブリッジエンジニア 仕事内容

ブリッジエンジニアとして働くやりがいと懸念点

ブリッジエンジニアとして体験できることの幅は広いです。やりがいと懸念点を見ていきましょう。

やりがい①:グローバルな環境で働くことができる

ブリッジエンジニアになれば、海外の企業と一緒にプロジェクトを進めることができます。

これは、グローバルな世界でビジネスを経験したという実績になるでしょう。

海外の人と一緒に仕事を進めることで、グローバルな視点を持つこともできます

様々な世界のビジネスについて理解が深まり、対応力が身に付くため、多くの企業で高く評価される経験となり、案件獲得の際に有利になる可能があります。

やりがい②:外国語を使用した折衝スキルを高めることができる

ブリッジエンジニアは外国語を駆使して現地スタッフと頻繁にやり取りをします。

単に指示を出すだけではなく、相手を説得したり交渉したりする場面も多いです。

その中で外国語を利用した折衝のノウハウが身に付けられます。

外国語を使った折衝に強くなることで、グローバルな舞台で活躍できる可能性をより高めることにもつながるでしょう

懸念:風習・慣習の違いに戸惑うこともある

日本と外国ではさまざまな風習や慣習の違いがあります。

それは日常生活に関するものだけではなく、ビジネスなど専門的な分野においても違いはたくさんあるのです。

場合によっては、現地スタッフと上手く意思疎通が図れずに、ストレスを感じてしまうかもしれません。

まとめ

ブリッジエンジニアは、これから増えていく可能性が高いオフショア開発において、活躍するエンジニアです。

海外企業に対してアプリ開発などを委託するケースは増えており、日本と現地のエンジニアの橋渡しをするのがブリッジエンジニアの役目です。

オフショア開発は、日本の多くの企業が行っているため、多くの現場でブリッジエンジニアの需要は高まっているのです

この流れは今後も継続すると予測できるため、ブリッジエンジニアは将来性の高い仕事といえるでしょう。

ブリッジエンジニアとして十分な経験を積むことができれば、将来的にフリーランスエンジアとして活躍することも可能です

企業はプロジェクトを円滑に進め成功させるためにも、専門的なスキルを持つ人に業務を任せたいという傾向が強くなっています。

そのため、フリーランスのブリッジエンジニア向けの案件も今後増加していくと考えられます。

i-common tech」では、フリーランスのITエンジニアの方向けに様々な案件を紹介しています

ブリッジエンジニアの案件だけに留まらず、多岐にわたる案件を保有しているため、自分のスキルアップに役立ちます

ぜひ案件を見て、自分に合ったものを探してみてください。

記事監修
パーソルキャリア株式会社 i-common techサービス責任者
荒井 雅人

株式会社インテリジェンス(現:パーソルキャリア株式会社)入社後、 人材紹介事業部にてキャリアアドバイザーおよびリクルーティングアドバイザーを歴任。

その後、経営顧問人材による経営支援サービスのi-common立ち上げを行い、2020年よりフリーランスITエンジニア専門エージェント事業のi-common techサービス責任者に着任。